#加湿器 スマート機能の搭載や多機能化、デザイン性も向上した2025年最新モデル5選

乾燥する季節やエアコン使用時に室内の湿度を適切に保ち、健康的で快適な環境を作るために活躍する加湿器。特に、喉や肌の乾燥を防ぎ、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。今回は、2025年最新の加湿器おすすめ5選をご紹介します。

出典元:photo by cado

乾燥する季節やエアコン使用時に室内の湿度を適切に保ち、健康的で快適な環境を作るために活躍する加湿器。特に、喉や肌の乾燥を防ぎ、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。今回は、2025年最新の加湿器おすすめ5選をご紹介します。

目次

加湿器の種類

加湿器にはいろいろな種類があり、どう選んで良いかわからない方もいらっしゃるでしょう。加湿器には、主に以下の3つのタイプがあります。選ぶ際は、部屋の広さや使用目的に応じて適切なタイプを選びましょう。

● 超音波式
水を超音波で微細なミストに変える方式。静音性が高く、省エネですが、定期的なメンテナンスが必要です。

● 気化式
水を含んだフィルターに風を当てて蒸発させる方式。自然な加湿が特徴で、電気代が安いですが、加湿速度は遅めです。

● ハイブリッド式
上記の方式を組み合わせたもの。効率的な加湿が可能ですが、価格は高めです。

加湿器を選ぶポイント

加湿能力

部屋の広さに適した加湿能力を持つものを選ぶことが重要です。加湿能力とは、1時間あたりにどれだけの水を空気中に放出できるか(ml/h) を示す指標です。部屋の広さに適した加湿器を選ぶ際、「適用畳数」(加湿能力に基づいた対応面積)をチェックすると分かりやすいです。

● 6~8畳の部屋 → 加湿能力300~500ml/h(タンク3L以上)
● 10~14畳の部屋 → 加湿能力400~900ml/h(タンク4~5L以上)
● 18畳以上の部屋 → 加湿能力800~1,200ml/h(タンク6L以上)

※加湿器の適用畳数は、日本電機工業会(JEM1426規格) に基づき、木造住宅と鉄筋住宅で異なります。

部屋の広さに応じた加湿能力の目安

部屋の広さに応じた加湿能力の目安

部屋の広さ 木造和室(ml/h) 鉄筋洋室(ml/h) 推奨タンク容量(目安)
6畳(約10㎡) 250ml/h 400ml/h 2L以上
8畳(約13㎡) 300ml/h 500ml/h 3L以上
10畳(約16㎡) 400ml/h 600ml/h 4L以上
14畳(約23㎡) 600ml/h 900ml/h 5L以上
18畳(約30㎡) 800ml/h 1,200ml/h 6L以上

また、部屋のタイプによる違いもあります。
木造和室は隙間が多いため乾燥しやすく、鉄筋洋室よりも加湿能力が低めになります。対して鉄筋洋室は気密性が高いため湿度が保持されやすく、加湿能力が高くなります。

● 加湿能力の選び方
1, 部屋の広さ+余裕を持った加湿能力を選ぶ
→ 適用畳数ギリギリではなく、ワンサイズ上の加湿能力を選ぶと快適!

2, 湿度管理ができるモデルを選ぶ
→ 加湿しすぎを防ぐため、湿度センサー搭載の自動運転モデルがおすすめ。

3, タンク容量と加湿能力のバランス
→ 加湿能力が高くてもタンクが小さいと頻繁に給水が必要になるため、タンクの大きさも考慮。

広い部屋にはタンク容量の大きいモデルや加湿能力の高いモデルを選ぶと、給水の手間が減り、快適な湿度を維持することができます。

タンク容量と給水頻度

タンク容量が大きいほど給水の手間が省けますが、本体サイズも大きくなります。加湿器の給水頻度を減らしたい場合、タンク容量と加湿量(1時間あたりの水消費量)を考慮すると、どれくらい持つのか目安が分かります。

● 給水頻度を減らすポイント
・タンク容量の大きい加湿器を選ぶ(6L以上なら1日1回以下の給水でOK)
・加湿量を調整する(必要以上に加湿しすぎると水の消費が早い)
・湿度計を活用し、適切な湿度に保つ(湿度40〜60%が理想)
・上部給水タイプの加湿器を選ぶ(給水が楽になる)

1日1回以下の給水に抑えたい場合、タンク容量6L以上の加湿器がおすすめです。
例えば、8Lタンクなら2日に1回の給水で済むので、給水頻度を大幅に減らせます。
長時間使用する方や、手間を減らしたい方は、大容量タンクの加湿器を選ぶと快適です。

加湿器の種類や設定により異なりますが、一般的な加湿量(1時間あたり)は以下のとおりです。

加湿器の水消費量と給水頻度

加湿器の水消費量の目安

加湿器の種類 1時間あたりの加湿量(目安) タンク容量5Lでの持続時間
超音波式 約100〜300ml 約16〜50時間
気化式 約200〜500ml 約10〜25時間
スチーム式 約300〜600ml 約8〜16時間
ハイブリッド式 約300〜700ml 約7〜16時間


加湿量400ml/時間(一般的なハイブリッド式)で計算すると…

タンク容量ごとの持続時間の目安

タンク容量 持続時間(目安) 給水頻度(1日8時間使用の場合)
2L 約5時間 1日2回以上
4L 約10時間 1日1回
6L 約15時間 1日1回以下
8L 約20時間 2日に1回

メンテナンス性

お手入れのしやすさは、清潔に保つために重要です。加湿器を清潔に保つことは、雑菌やカビの繁殖を防ぎ、健康的な空間を維持するために重要です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、加湿器の性能を最大限に活かし、清潔で快適な空間を保つことができます。

<加湿器のメンテナンス>
・ 毎日 → 水の入れ替え・軽くすすぐ
・ 週1回 → タンク・フィルター・トレーの掃除
・ 月1回 → クエン酸洗浄・水垢除去
・ シーズンオフ → 全体を洗浄・乾燥・保管

<メンテナンスを怠ると…>
・ カビ・雑菌が繁殖し、加湿器病(過敏性肺炎)を引き起こすことも
・ 白い粉(水道水のミネラル成分)が部屋に舞い、家具や電子機器に悪影響
・ 加湿能力が低下し、無駄な電力消費につながる

運転音

特に寝室で使用する場合は、静音性の高いものを選ぶと良いでしょう。加湿器の静音性は、騒音レベルを表す「dB(デシベル)」という単位で示されます。数値が小さいほど静かで、音が気になりにくくなります。30dB以下 なら、寝室や勉強部屋に最適です。(就寝時も気にならない)35dB以下なら、リビングやオフィスで快適に使用可能です。

<静音性の目安(dBの基準)>
・ 20dB以下 → ほぼ無音(木の葉のそよぎ程度)
・ 25dB〜30dB → 非常に静か(深夜の郊外、ささやき声程度)
・ 35dB〜40dB → 静か(図書館内、静かな住宅地)
・ 45dB以上 → 生活音として気になるレベル(オフィス内の会話程度)

最新の加湿器のトレンドと進化した点

2025年の加湿器は、以下の点で進化しています。

● スマート機能の搭載
Wi-Fi接続やスマートフォン連携により、遠隔操作や湿度管理が可能になっています。

● デザイン性の向上
インテリアに馴染むスタイリッシュなデザインが増加しています。

● 静音性の強化
より静かな運転音を実現し、就寝時や仕事中でも気にならないモデルが登場しています。

● メンテナンスの簡略化
自動洗浄機能やフィルターレス設計など、お手入れの手間を減らす工夫がされています。

● 多機能化
加湿だけでなく、空気清浄やアロマディフューザー機能を兼ね備えたモデルも人気です。

トレンドに沿ったおすすめ商品5選

これらの製品は、最新のトレンドを取り入れ、快適な室内環境を提供します。ご自身のニーズに合わせて選択してください。

1, cado(カドー)加湿器 STEM 700i

超音波式で、加湿と除菌を同時に行う高性能モデル。上から給水できる設計や専用アプリによるリモート操作が可能で、使い勝手も抜群です。
価格:54,890円(税込)

2, 象印(ZOJIRUSHI)スチーム式加湿器 EE-TA60

スチーム式で、広いリビングでもしっかり加湿するハイパワーモデル。フィルター不要でお手入れが簡単。チャイルドロックや転倒湯もれ防止機能も備え、安全性も高いです。
価格:28,380円(税込)

3, BALMUDA(バルミューダ)Rain(レイン)

気化式で、酵素プレフィルターにより清潔な空気を加湿。独特のデザインと自然な気化方式で、年間を通じて快適な湿度を提供します。
価格:53,900円(税込)

4, Dainichi(ダイニチ) ハイブリッド式加湿器

業界トップクラスの静音性を誇るハイブリッド式加湿器。省エネ性能も高く、取り換え式のトレイカバーで清潔さを保ちやすい設計です。
価格:30,414円(税込) 〜

5, BRUNO(ブルーノ)ハイブリッドUV加湿器 CALM MIST

薪ストーブをモチーフにしたおしゃれなデザイン。紫外線と加熱によるW除菌で清潔なミストを提供。上部給水式で、連続40時間の加湿が可能です。
価格:17,600円(税込)

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