ただ「髪を乾かす」道具であったドライヤー。近年では「髪をケアしながら乾かす」が珍しくなくなりました。近年では ”潤す”、”ツヤを出す”、”ヘアアイロン要らず” など、機能性を競うものが増えたばかりでなく、ドライヤー本体の小型軽量化が進み、筒型のオシャレなものが増えてきました。家電量販店へ行っても、一体何を重視して、どれを選べばいいのか分からないほどの百花繚乱状態！

今年こそは、久しぶりにドライヤーを買い換えようと思う方もいらっしゃるかもしれません。今回は、そんな方に、速乾・ツヤ・軽量・機能・コスパの5つの論点でドライヤーを比較してみたいと思います。満足のいくドライヤーがきっと見つかりますように！

タイムパフォーマンス重視型にとって、髪の量が多くても短時間でしっかり乾く一台を選びたい。髪を乾かす要素は風量と温度だ。近年では髪の痛みを最小限に抑えるため、”風量を強く、温度を低く”という傾向が一般的。大体2.0㎥/分あれば大風量と言えるものの、抜きん出た風量を誇るドライヤーは…

こちらの「シャープ プラズマクラスタードレープフロードライヤーIB-WX901-B」は、最大風量の約7.4㎥/分。髪をドレープ（ひだ）状に押し分け、広範囲に風を当てることで高い速乾性を実現。従来2つだった吹き出し口を4つに増やした「ドレープフロー X4（エクスフォー）」を搭載し、高速小型モーターを搭載することで、この大風量を実現している。

ここまで風量が強いと髪の乾燥しすぎを心配してしまうが、本商品は業界初の距離センサー＆AIで髪との距離に合わせて温度をコントロールしてくれる「センシングモード」が髪に与える熱ダメージや過乾燥を抑え、髪も地肌もケアしてくれる。（髪の表面温度を55°以下の状態をキープ）。また温風と冷風の切り替えを自動でできる「ビューティーモード」では、キューティクルの引き締めや、ドライヤーによる過乾燥も抑えてツヤのある髪に仕上げてくれる。その他、小さなお子様向けの優しい温風「ジェントルモード」や地肌を守る「スカルプ」モードなど、計7つの多彩な機能を搭載している。価格は税込44,000円（2023年12月現在、SHARPのCOCORO STORE価格）。小さいお子さんがいるママにもおすすめの一台だ。

髪ツヤ重視型に、乾かす温度に配慮されたドライヤーかどうかは気になるところ。マイナスイオンやナノイー、ミネラルを含んだ風で乾かすもの、冷風と温風が交互に切り替わるもの、様々なセンシング機能を搭載しており、髪の表面の温度を感知しながら温度を切り替えてくれるものなど、本当に様々な工夫がなされている。そんな中、速乾と軽量小型、ツヤ出しが叶う家電量販店さんもイチオシの一台は…

"シャークビューティー（Shark® Beauty）"は、アメリカで2021年にスタートしたブランド。欧米等ではすでに幅広く展開されている中、今年2023年9月に満を持して日本に初上陸した。このドライヤーは「ブラシレスDCモーター」を搭載し、パワフルな速乾力を誇るだけでなく、高温にならないよう毎秒1,000回計測を行いながら、風温を約90℃以下に制御。髪に最適な温度をキープすることで、髪に熱ダメージを与えないのが特徴だ。

温度調節も細かく掛け合わせ可能で、風温調節が5段階、風量調節が3段階あり、お好みの設定で髪を乾かしたりスタイリングすることができる。ワンタッチで冷風と温風を切り替えられるが、便利な「スウィングモード」を使うと、自動的に温風と冷風が交互に切り替わるので、髪のパサつきやうねりが気になる方にとても効果的だ。また、スタイリングに便利な3つの専用アクセサリーが優秀の一言！中でも付属の「つるツヤローラー」は、髪の表面をなでるだけで浮き毛を抑え、なめらかなツヤ髪に仕上げてくれる。価格は税込29,700円(2023年12月現在）。時間はないが、自分へのケアも怠りたくないママ世代にも、おしゃれに目覚め始めたお子様にもぴったりな1台だ。

ドライヤーというと、大きくて重たく、小さい頃は腕が疲れるから自然乾燥にしていた、という経験がある方もいらっしゃるのではないだろうか。最近ではパワフルさと反比例するように、腕がラクな軽量・小型ドライヤーも多く展開されている。洗面所の省スペースになるだけでなく、持ち運び便利なので旅行にも無理なく持参することができるなど、メリットも多い。大体500g前後のものが多い中、脅威の軽さ200gの軽さを誇るのが…

「フェスティノ（FESTINO）ツヤモイストドライヤー」は、2022年9月に"フェスティノ（FESTINO）”より登場した、超軽量&小型なのにハイパワーが魅力のドライヤー。価格も税込25,300円と、高機能ドライヤーの中ではお手頃なのに、ツヤ出しから地肌ケアまですることができる。

まず驚くのは、その軽さ。約270gの超軽量は、リンゴ1個分と同じ重さだ。耐久性を考慮して、折りたたまずに手のひらサイズの超小型化を実現している。軽いだけではない。超高速回転の「ブラシレスDCモーター」搭載で、風速47ｍ/秒のパワフルな風が根本や頭皮までしっかりと風を届けてくれて、ムラなくスピーディーに髪を乾かしてくれる。また、ボタン1つで髪と頭皮に嬉しい4つのモードに対応。中でも、地肌にやさしい約60度の「スカルプモード」と、温冷風が自動でランダムに切り替わる約60度以下に設定された「ツヤモード」は、髪と地肌を丁寧に乾かし、熱ダメージを抑えてしっかりケアしながら、潤いをほどよくキープしてくれる。価格は税込25,300円（2023年12月現在）。何かしながらドライヤーすることが多い方にもぴったりな1台だ。

ドライヤーを選ぶ時に、乾かしたり潤したりするだけでなく、一緒にスタイリングも出来たら便利ですよね。ヘアアイロンを買い揃えたりしなくても、1台で全部できたら省スペースにもなります。そんな人におすすめな、1台でブロー、カール、ストレート、ボリュームアップ、ツヤ出しができる優れものです。

「シャーク（Shark） フレックスマルチスタイリングヘアドライヤー 」は、2023年9月に"シャークビューティー（Shark® Beauty）"より登場した、1台5役のマルチスタイリングドライヤー。軽量かつ持ち運びやすいスティック形態で、くるっとひねるとカールアイロンからドライヤーに変身、アタッチメントをつけてストレートヘアや前髪セットも1台で可能という、優秀極まりない逸品。

風温調節が4段階、風量調節が3段階と、お好みの設定で髪を乾かしたりスタイリングが可能。パワフルな風量はもちろん、高温にならないよう毎秒1,000回計測を行いながら風温を約90℃以下に制御してくれる。本体重量は約370gと、とても軽量。スティック状なので持ち運びしやすく、本体上部をクルっとねじることで、簡単にスタイラーからドライヤーに変身！1台でドライ、ストレート、カール、ポイントスタイリングも可能なので、沢山のヘアアイテムを携帯できない旅行にも便利だ。 価格は税込34,980円（2023年12月現在）。洗面台のアイテムは極力減らしたい人に、強くオススメしたい商品だ。

いろいろ条件があるけれど、結局はお値段とのバランスが大切。全部の条件がバランスよく揃って、お値段も3万円以下のお手頃なものが欲しい…そんなコストパフォーマンス重視型におすすめな、見た目がオシャレで軽量・小型、大風量で素早く乾き、低温度設定とマイナスイオンで熱に頼らないダメージレスヘアを実現して、価格は税込19,800円（2023年12月現在）という商品をご紹介する。

「アンリエッテ エステティックイオンドライヤー」は、2023年8月にZ -CRAFT（ゼットクラフト）より登場した、軽量＆パワフルに ”まとまるツヤ髪”を叶えるオシャレなエステティックイオンドライヤー。最大風量1.8㎥ /分の大風量で、熱に頼ることなく、髪のツヤを守りながら素早く乾かすことができる。また、マイナスイオンと自動で切り替わる温冷サイクルによって ”まとまるツヤ髪”が叶う。さらに約300gの超軽量で腕も疲れにくいのが嬉しい。

また、ヘアスタイルに合わせて変えられる2種類のアタッチメントも付属。広い気流でスピーディにブローできるスムーズノズルと、風を拡散し髪の形を崩さずに柔らかくブローできる拡散ノズルの2種類が、着脱が簡単で外れにくいマグネット仕様でついてくる。価格も税込2万円以下と検討しやすく、オシャレな専用ボックスに入ってくるので、ギフトとしてもおすすめだ。

ライフスタイルに合わせて進化したドライヤー。乾かすだけの道具から、髪を潤し、ツヤツヤヘアを実現してくれるのはもはや当たり前となり、軽く、小さく、大風量で時間を短縮するだけでなく、冷温サイクルで髪を労ってくれるなど、驚きの進化を遂げている。

せっかく買うなら、長く大切に使いたいもの。
それぞれの生活に合わせて、最適なものを選びたいですね。
ご参考になれば幸いです。