毎年、多くのiPhoneユーザーが気にするのが「自分のiPhoneは最新のiOSにアップデートできるのか？」という点です。2025年に関しては、朗報が届いています。

信頼できる情報源であるiPhoneSoftによると、iOS 18をサポートしているすべてのデバイスが、そのままiOS 19にも対応するとのこと。つまり、今年は以下のデバイスがiOS 19を利用できます。

● iPhone 7 Plus
● iPhone XS / XS Max
● iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
● iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
● iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
● iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
● iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max
● iPhone 16e / 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max
● iPhone SE（第2世代・第3世代）

ただし、すべてのiPhoneがiOS 19の全機能を利用できるわけではありません。特に「Apple Intelligence」など、高い処理能力が求められる機能は最新モデルに限定される可能性があります。

Bloombergによると、AppleはiOS 19でSiriの動作を根本的に見直しているそうです。現在、Siriは内部的に2つのシステムに分かれています。

● タイマーやアラームなどの基本的なコマンドを処理するシステム
● より高度なコマンド（アプリ内アクションや個人のコンテキストに基づく動作）を処理するシステム

iOS 19では、この2つのシステムを統合することで、Siriの応答速度を向上させる予定です。

しかし、AppleはiOS 19の一環として「より会話に近いSiri」を導入しようとしていましたが、この計画は遅れているとのこと。6月のWWDCでは発表されず、後のアップデートで実装される可能性が高いようです。

現在、iOS 18ではSiriにOpenAIのChatGPT統合が予定されていますが、iOS 19ではApple独自の技術を用いたAI機能の拡充を目指しています。ただし、Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、iOS 19でApple Intelligenceの大きな進化は見込めないとのことです。

iOS 19では、カメラアプリのデザインが一新されるとも報じられています。YouTuberのJon Prosser氏によると、新しいカメラアプリは「visionOSのデザイン理念を反映した透明感のあるUI」になるとのこと。

主な変更点は以下の通りです。

● インターフェース下部のコントロールを「写真」と「ビデオ」の2つに分けて整理
● 各メニュー内でモードの切り替えや露出調整が可能
● 画面上部にLive Photosやフラッシュ、解像度・フレームレート設定へのアクセスを配置

また、写真ライブラリへのアクセスボタンも継続して設置されるようです。

iOS 19の発表が近づく中、Appleは依然としてiOS 18の機能をすべてリリースしきれていません。特に「Apple Intelligence」の主要機能の一部は、2025年3月に予定されているiOS 18.4までリリースされない見込みです。

Bloombergによると、AppleはiOS 18の開発に時間を取られており、「iOS 19に予定されていた機能の一部が2026年春に延期される可能性がある」とのこと。これにより、iOS 19のリリース時には一部の重要な機能が欠けている可能性があります。これらの機能は、iOS 19.1、19.2、19.3、19.4といったアップデートで徐々に追加される見込みです。

例年通りであれば、iOS 19は6月のWWDCで発表され、その後ベータ版が順次公開されます。

● 開発者向けベータ版の公開日
- iOS 18：2024年6月10日
- iOS 17：2023年6月5日
- iOS 16：2022年6月6日

● パブリックベータ版の公開日
- iOS 18：2024年7月15日
- iOS 17：2023年7月12日
- iOS 16：2022年7月11日

● 正式リリース日
- iOS 18：2024年9月16日
- iOS 17：2023年9月18日
- iOS 16：2022年9月16日

おそらく、iOS 19も9月中旬に正式リリースされるでしょう。

iOS 19で追加されてほしい機能はありますか？ Appleが今後も「Apple Intelligence」に力を入れるべきだと思いますか？ それとも、AI以外の機能に注力してほしいですか？

WWDC 2025が近づくにつれ、新たな情報が出てくるはずです。今後も最新情報を随時更新していきます。