#MacでGemini ローカルAI実行へ。Google新アプリをチェック

Google AI Edge GalleryがmacOSに対応。
MacでGemmaモデルをローカル実行できる新アプリの特徴を整理します。

出典元:photo by 9to5mac

Google AI Edge GalleryがmacOSに対応。
MacでGemmaモデルをローカル実行できる新アプリの特徴を整理します。

目次

MacでAIを使う方法が、またひとつ増えました。
Googleは、AIモデルをローカルで動かせる「Google AI Edge Gallery」のmacOS版を
リリースしました。

少し難しく聞こえますが、ざっくり言うと、
Macの中でGoogleのAIモデルを動かせるアプリです。

ChatGPTやGeminiのようにクラウド上のAIにアクセスするのではなく、
Mac本体の処理能力を使ってAIを動かすのがポイントです。

『9to5Mac』によると、Google AI Edge Galleryは、GoogleのGemmaモデルを
Mac上でローカル実行できるアプリです。これまでAndroid版とiOS版が提供されていましたが、
今回macOSにも対応しました。

あわせて、Gemma 4 12Bモデルと、Mac向け音声入力アプリ
「Google AI Edge Eloquent」も公開されています。

MacでGoogleのAIモデルをローカル実行へ

今回登場したGoogle AI Edge Galleryは、
MacでAIモデルをローカル実行するためのアプリです。

ここで少し注意したいのは、タイトルではわかりやすく「Gemini」としていますが、
実際にMac上で動かせるのはGoogleのオープンモデルである「Gemma」です。

Geminiは、GoogleのクラウドAIとして広く知られています。
一方のGemmaは、Googleが公開している軽量なAIモデルで、
端末上で動かす用途にも使われます。

つまり今回のポイントは、「Gemini系のGoogle AI体験に近いものを、
Mac上でローカルに試せるようになった」ということです。

Google AI Edge Gallery for Macでは、現時点でGoogleの5つのモデルを利用できます。
『9to5Mac』によると、対応モデルはGemma-4-12B-it、Gemma-4-E2B-it、
Gemma-4-E4B-it、Gemma-3n-E2B-it、Gemma-3n-E4B-itです。

OllamaやLM Studioのように幅広いモデルを自由に入れるツールとは違い、
現時点ではGoogle製モデルに限定されています。

少し技術者向けに見えますが、Macユーザーにとっては、
AIを試す選択肢が増えたという意味で注目できます。

ローカルAIで何ができる?

では、MacでAIをローカル実行できると何が便利なのでしょうか。

ローカルAIとは、クラウド上のサーバーではなく、
自分のパソコンやスマホの中で動くAIのことです。

ChatGPT、Claude、GeminiのようなAIは、多くの場合、
インターネット経由でクラウド上のサーバーにアクセスして動いています。
一方、ローカルAIは、Mac本体のチップやメモリを使って処理します。

できることとしては、たとえば以下のようなものがあります。

⚫︎ 文章の下書き
⚫︎ 短い要約
⚫︎ 質問への回答
⚫︎ コードの確認
⚫︎ 文章の言い換え
⚫︎ 画像や音声を扱うモデルのテスト
⚫︎ 手元のデータを使った簡単な確認

『9to5Mac』によると、Gemma 4 12Bは12Bパラメータ設計で、
16GB RAMの一般的なノートPCでもローカル実行できるサイズを目指したモデルです。
テキスト、画像、音声を扱えるマルチモーダルモデルで、コーディングにも対応すると
されています。

もちろん、クラウド版のGeminiやChatGPTと同じように何でもできる、
という話ではありません。

ローカルで動くモデルは、一般的にクラウド上の大規模モデルより小さく、
性能にも限界があります。
ただし、ちょっとした文章作成や要約、試し使いには十分役立つ場面がありそうです。

メリットはオフラインとプライバシー

ローカルAIの大きなメリットは、オフライン利用とプライバシーです。

『9to5Mac』は、ローカルモデルの利点として、インターネット接続が不要なこと、
Mac本体の処理能力で動くこと、会話データが端末外へ出ないためプライバシー面で
有利なことを挙げています。

これはかなり大事です。

クラウドAIは便利ですが、入力した内容はインターネット経由で外部サーバーに送られます。
もちろん各サービスにはプライバシー設定がありますが、仕事のメモや未公開の文章、
個人的なアイデアなどを入力するときに、少し気になる人もいるはずです。

ローカルAIなら、処理がMacの中で完結します。

たとえば、以下のような使い方には向いていそうです。

⚫︎ まだ公開前の記事メモを要約する
⚫︎ 個人的なアイデアを整理する
⚫︎ オフライン環境で文章を下書きする
⚫︎ 社外に出したくない短いメモを整える
⚫︎ AIモデルをMac上で試してみる

もちろん、使うアプリやモデルの仕様は確認が必要です。
ただ、AIをクラウドだけに頼らず、手元のMacで動かせる選択肢が増えるのは大きな流れです。

Eloquentは文字起こしにも便利そう

今回、Google AI Edge Galleryとあわせて公開されたのが、Google AI Edge Eloquentです。
これはMac向けの無料音声入力アプリです。

『9to5Mac』によると、Google AI Edge Eloquentは、話した内容を文字起こししながら、
言いよどみを取り除き、読みやすさや流れを軽く整えてくれるアプリです。
処理はクラウドではなく、オンデバイスで行われます。

これは一般ユーザーにもかなりわかりやすい機能です。

会議メモ。
ブログの下書き。
アイデア出し。
音声メモ。
原稿のたたき台。

こうしたものを、話しながら文字にできるなら便利です。

さらに、Eloquentでは書き方のスタイルを選んだり、
自分がよく使う名前や専門用語をカスタムワードとして追加したりできるとされています。

音声入力アプリは、固有名詞や専門用語をよく間違えることがあります。
そこを調整できるなら、仕事や執筆にも使いやすそうです。

特に、MacBookで文章を書く人や、音声でアイデアを出したい人には気になるアプリです。

クラウドAIとの違いも知っておきたい

Google AI Edge Galleryは面白いアプリですが、
クラウドAIとまったく同じものではありません。

ChatGPTやGeminiのクラウド版は、非常に大きなモデルがサーバー側で動いています。
そのため、複雑な推論、長文処理、高度な文章作成、最新機能などでは、
クラウドAIの方が強い場面が多いはずです。

一方、ローカルAIは端末上で動くため、使えるモデルのサイズや処理速度は
Macの性能に左右されます。

『9to5Mac』も、ローカルモデルはクラウドベースの巨大モデルより小さく、
能力面では劣る場合がある一方、インターネット接続不要やプライバシー面の
メリットがあると整理しています。

つまり、使い分けが大事です。

⚫︎ 高度な調査や長文作成はクラウドAI
⚫︎ 手元のメモ整理や軽い下書きはローカルAI
⚫︎ プライバシー重視ならローカルAI
⚫︎ 最新情報が必要ならクラウドAI
⚫︎ オフライン環境ならローカルAI

このように考えるとわかりやすいです。
ローカルAIは、クラウドAIを置き換えるものというより、
MacでAIを使う選択肢を増やすものです。

まとめ

Google AI Edge GalleryのmacOS版が登場し、
MacでGoogleのGemmaモデルをローカル実行できるようになりました。

タイトルではわかりやすく「Gemini」としていますが、
実際に動かせるのはGoogleのオープンモデルであるGemmaです。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

⚫︎ Google AI Edge GalleryがmacOSに対応
⚫︎ Mac上でGoogleのGemmaモデルをローカル実行できる
⚫︎ 現時点ではGoogle製の5モデルに対応
⚫︎ Gemma 4 12Bは16GB RAMのノートPCでも動かせる設計
⚫︎ テキスト、画像、音声を扱えるマルチモーダルモデル
⚫︎ ローカルAIはオフライン利用やプライバシー面に強み
⚫︎ Google AI Edge Eloquentでは音声入力と文字起こしも可能
⚫︎ クラウドAIほど万能ではないため、用途に応じた使い分けが大事

MacでAIを使う方法は、これまでクラウドサービスが中心でした。
でもこれからは、手元のMacでAIを動かすローカルAIの選択肢も増えていきそうです。

最強のAIをMacに入れるというより、ちょっとした作業を手元で安全に試す。
Google AI Edge Galleryは、そんなMac AI活用の入り口になりそうです。

参照サイト

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