iOS 18.4 ベータ 2の概要
iOS 18.4 ベータ 2は、現在開発者向けベータテスターに提供されています。Appleはまだパブリックベータ版をリリースしていませんが、今週後半には提供開始される見込みです。今回のビルド番号は22E5216hです。
iOS 18.4 ベータ 2の主な新機能
1. 優先通知のカスタマイズ
iOS 18.4 ベータ 1で導入された「優先通知」機能が強化され、ユーザーが優先するアプリを選択可能になりました。設定アプリ内で、iPhoneにインストールされているアプリのリストが表示され、どのアプリの通知を優先的に扱うかを自由に選択できます。
2. iPhone 15 Proに「ビジュアルインテリジェンス」機能を追加
iPhone 15 Pro向けにVisual Intelligence(ビジュアルインテリジェンス)が追加されました。この機能は、アクションボタンやコントロールセンターからアクセスできます。
3. コントロールセンターの新しい切り替えスイッチ
Apple Intelligence関連の機能がコントロールセンターに追加され、以下の3つの新しいトグル(切り替えスイッチ)が利用できるようになりました。
● Siriに話しかける
● Siriに入力(昨年のiOS 18.1で導入済み)
● ビジュアルインテリジェンス
これらのトグルは、iPhone 15 ProおよびiPhone 16シリーズで利用可能です。
4. Apple Vision Proアプリの追加
iOS 18.4では、新しい「Apple Vision Pro」アプリがiPhoneに追加されます。このアプリでは、Vision Proユーザーがコンテンツや空間体験を発見したり、デバイスに関するヒントを得ることができます。
また、visionOS 2.4 ベータ 2では、新たに「Spatial Gallery(空間ギャラリー)」アプリが追加され、空間写真・ビデオ・パノラマの管理がより便利になりました。
5. 新しい絵文字の追加
iOS 18.4では、以下の7種類の新しい絵文字が追加されました。
● 目の下にクマがある顔
● 指紋
● 葉のない木
● 根菜
● ハープ
● シャベル
● スプラッター
Genmoji(AI生成の絵文字)の時代において、これらの新しいデフォルト絵文字がどれほど注目されるかはまだ不明です。
6. 新しいショートカットアクションの追加
Siriの大幅なアップデートは含まれていませんが、iOS 18.4 ベータ 2では、Appleアプリ向けに新しいショートカットアクションが追加されました。
対応するアプリには、以下が含まれます。
● ブック
● ニュース
● Safari
● マップ
7. ウォレットアプリの新機能
Walletアプリの右上に、新しいメニュー(三点リーダーアイコン)が追加されました。このメニューから以下のオプションにアクセスできます。
● 注文
● 設定
● サブスクリプションと支払い
Appleによると、この画面では「Apple Payで承認したサブスクリプションと定期支払い」を管理でき、一部のユーザー向けに提供が開始されています。
8. Apple MapsのEVルート改善
Apple MapsのEV(電気自動車)向けルート案内が強化され、フォードのEVドライバー向けに新たな充電ステーションの情報が追加されました。
iOS 18.4 ベータ 2の内部コードによると、Apple MapsがTesla NACS(北米充電規格)にも対応する可能性が高くなっています。
多くの新機能が導入された iOS 18.4
iOS 18.4 ベータ 2では、通知のカスタマイズ機能やApple Intelligenceの強化、Apple Vision Proアプリの追加など、多くの新機能が導入されています。
今後のアップデートでさらなる変更がある可能性があるため、引き続き最新情報をチェックしましょう。
Reference from : iOS 18.4 beta 2: Here’s everything new