デノンより、フラッグシップモデルSACDプレーヤー「DCD-3000NE」が12月下旬に登場。今回は、デノン創立110周年記念モデル「DCD-A110」をベースに、さらなる低ノイズ化、シグナルパスの最短化、最高グレードのパーツ採用、サウンドマスターによるサウンドチューニングを施した同モデルをご紹介する。

ディスクドライブにはデノン独自の「Advanced S.V.H.（Suppress Vibration Hybrid）Mechanism」を搭載。メカカバーには1.5mm厚のアルミ合金（A6061）、ディスクトレイにはアルミダイキャスト、メカニズムブラケットには2mm厚のスチールを使用し、各パーツに異素材を採用。高質量と共振点の分散により、優れた耐振動性を実現しています。

デジタル録音時に失われたデータを高精度で復元する「Ultra AL32 Processing」技術により、原音に忠実な再生を実現。D/A変換回路には、力強いサウンドと優れた空間表現を可能にするQuad-DAC構成を採用しています。さらに、I/V変換アンプ回路と差動合成アンプ回路にはフルディスクリート回路を搭載。

基板は2層から4層にグレードアップし、グラウンドを強化してデジタル回路からのノイズを抑制。放熱効果も向上し、安定した動作とデバイスの長寿命化を実現しています。

再生機能では、スーパーオーディオCD、CD、DSD、DVD-R/RW、DVD+R/RW、CD-R/RWに対応。インターフェイスは、アナログ音声入力端子がアンバランス出力×1、デジタル音声出力端子が同軸デジタル出力×1、光デジタル出力×1。本体サイズは434（幅）×138（高さ）×405（奥行）mm。重量は16.8kg。価格は462,000円となっている。

フラッグシップモデルSACDプレーヤー「DCD-3000NE」
価格：462,000円