ワイヤレス逆充電とは?
ワイヤレス逆充電とは、スマートフォンのワイヤレス充電コイルを双方向で使用し、スマートフォン自体をワイヤレス充電器として別のデバイスを充電できる機能です。
理論上、iPhone同士での充電も可能ですが、実際にはAirPodsやApple Watchなどの低消費電力デバイスの充電が主な用途と考えられます。この機能はすでにAndroidスマートフォンでは一般的であり、SamsungやXiaomiの多くのモデル、Google Pixelシリーズ、OnePlus、Nothing、Sonyの一部デバイスなどで利用できます。
ただし、充電速度は比較的遅いため、主に緊急時や旅行中の予備電源としての利用が想定されています。
iPhone 12で部分的に実装された過去
実は、iPhone 12にはワイヤレス逆充電のためのハードウェアが搭載されていたことが分解調査で判明しています。Appleはこの機能を完全には有効化しなかったものの、MagSafeバッテリーパックを充電する用途では一部動作していたことが確認されています。しかし、AirPodsの充電などには対応せず、正式な機能としては採用されませんでした。
Appleがこの技術をなぜ長年放置していたのかは不明ですが、開発が継続されていたことは確かです。
Appleはより高度なワイヤレス逆充電を開発中
9to5Macの情報筋によると、Appleは単なる逆充電ではなく、より高度な技術を開発しているとのことです。特に、放熱管理や充電効率の最適化に重点を置き、より実用的な充電体験を提供することを目指しているといいます。さらに、専用のユーザーインターフェース(UI)も開発中で、MagSafeアクセサリと同様に、
● ワイヤレス逆充電の開始を示すアニメーション
● 充電が開始されたことを知らせる効果音
といった視覚・音声フィードバックが導入される可能性があります。
Appleはこの機能をiPhone 14に搭載することを当初目指していたとも言われていますが、実現には至りませんでした。
iPhone 17 Proでテスト中—実装される可能性は?
リーク情報を発信するInstant Digitalによると、Appleは現在iPhone 17 Proで7.5Wのワイヤレス逆充電をテスト中とのこと。ただし、最終的に正式採用されるかは不明です。
Instant Digitalは、過去にiPhone 14のイエローモデルの登場や、iPad Airの横向きフロントカメラのリーク情報を的中させた実績があるため、今回の情報も信憑性が高いと考えられます。
まとめ:ついにiPhoneにもワイヤレス逆充電が搭載される?
Appleが長年開発を続けているワイヤレス逆充電機能が、iPhone 17 Proでついに実装される可能性が出てきました。Androidではすでに一般的な機能ですが、Appleはより高度な技術と使いやすさを追求しているようです。
正式に搭載されるかどうかはまだ不明ですが、7.5Wのワイヤレス逆充電がテスト中という情報は期待を高めます。今後のさらなるリーク情報に注目したいところです。
皆さんは、iPhoneにワイヤレス逆充電が搭載されたら使いますか?
Reference from : Wireless reverse charging being tested in the iPhone 17 Pro – leaker