背景:関税&部品コストのダブルパンチ
今回の値上げ予測、理由はシンプル。
主に以下の2つです。
・米国が課している中国製品への関税
・部品価格の上昇
実際、Appleはすでに今年の第2四半期に関税の影響で約9億ドルのコスト増を受け入れたと言われています。
でも今後はさすがに、それをすべて吸収し続けるのは難しい。
そこで、ユーザーに一部転嫁される可能性が出てきたというわけです。
Jefferiesのアナリスト予測:Pro系は50ドルアップ
投資会社Jefferiesのアナリスト、エジソン・リー氏は次のように見ています。
「iPhone 17のうち、Slim・Pro・Pro Maxモデルは50ドル値上げされる可能性が高い」
この予測をもとにすると、今年のラインナップ価格は以下のようになる見通しです。
・iPhone 17:799ドル(据え置き)
・iPhone 17 Pro:1,049ドル(+50ドル)
・iPhone 17 Pro Max:1,249ドル(+50ドル)
・iPhone 17 Air:価格未定(新モデルのため)
なお、Airについてはまったくの新型モデルなので、Jefferiesも価格設定の根拠が不明としています。
9to5Macの見解:驚きではないけど気になる…
この値上げ、業界的には「そりゃそうだよね」レベルの予測。
Appleは昔から利益率(マージン)を非常に重視する企業です。
一時的な吸収はあっても、ずっとコストを背負い続ける可能性は低い──というのが大方の見方。
ただし、「Proモデルがついに1,000ドル超え」というのは心理的な壁になるかもしれません。
まとめ:値上げは避けられない流れ?
Appleファンにとってはちょっと残念なニュースかもしれませんが、現実問題、コスト増を考えると値上げは避けられない流れ。
とはいえ、ベースモデルのiPhone 17が据え置きの799ドルで登場予定という点は安心材料かも。
価格に見合う機能がどれだけあるか──秋の発表イベントが待ち遠しいですね。