ひとつに統合:モデル構成の大整理
・提供モデルはGPT-5 / GPT-5 Thinking / GPT-5 Pro(Proは上位プラン限定)に集約。
・ChatGPTはプロンプト内容に応じて自動で推論量を調整。
じっくり考えてほしい時は手動で「GPT-5 Thinking」を選択可。
・無料ユーザーも同じモデルにアクセス(上限到達で自動的に“mini”へフォールバック)。
・旧モデルは順次廃止。
過去チャットは最も近いGPT-5系へ自動移行。
・音声モードは当面GPT-4oが担当。
カスタムGPTでも音声の長さ・速度・トーンを指定可能。
パフォーマンス:着実な底上げと幻覚率の低下
・SWE-bench VerifiedやMMMUなど複数ベンチで前世代を上回る結果に。
・特に事実誤り(幻覚)の発生率が大幅低下。
健康分野の会話でも改善をアピール。
・一方で、ジャンプ幅は「過去の大更新ほどではない」=堅実な進化という印象。
パーソナライズ:性格プリセットと配色
◉ 新たに4つの“性格”を選択可能です。
(皮肉/ロボット/リスナー/オタク)
◉ UIのアクセントカラーもカスタム可能。
Google連携:予定・連絡先・メールを横断活用
・まもなくProユーザーはChatGPTにGoogleカレンダー/連絡先/Gmailを接続可能。
・スケジュール整理や空き時間の提案など、より具体的な支援が可能に。
今後、他の階層にも拡大予定。
安全と健康:説明して断る“セーフ完了”
・危険・不適切な依頼は理由を説明しつつ安全に誘導。
・医療分野の扱いは慎重姿勢を維持しつつ、より責任ある情報提示を目指すと強調。
開発者向け:制御性アップ&IDE連携強化
◉ 冗長性(出力の長さ・詳細度)を調整可能に。
トークン消費の最適化がしやすくなる。
◉ Cursorなど開発IDEとの統合強化。
学習用ゲームやインタラクティブデモの制作例も披露。
◉ API提供:GPT-5 / GPT-5 mini / GPT-5 nano、最大256kトークンのコンテキスト。
<料金(入力/出力, 100万トークンあたり)>
・GPT-5:$1.25 / $10
・GPT-5 mini:$0.25 / $2
・GPT-5 nano:$0.05 / $0.40
まとめ:体験の“統一”と“実用性”を前進
・モデル選択の迷いを減らし、誰でも最新の頭脳に触れやすく。
・幻覚率の低下や連携強化で、日常〜仕事までの実用性がじわっと底上げ。
・大飛躍というより、確実に使いやすくなった大刷新です。
参照元リンク
During a livestream yesterday, OpenAI announced GPT-5, alongside a series of interface and usability improvements to its chatbot.