M5 vs M4|チップ性能の違いはどこまで?
まず焦点になるのは、もちろんM5チップの実力。
Appleによる公式比較では以下のような進化が見られます。
⚫︎ CPUのマルチスレッド性能:M4比で約15%アップ
⚫︎ GPU性能:最大45%アップ
⚫︎ メモリ帯域幅:120GB/s → 153GB/s(約30%向上)
⚫︎ AI・ML性能:最大4倍のGPU計算能力
つまり、M5はAI処理とグラフィック性能に特化した進化型。
Appleが“ローカルAI(オンデバイスAI)”を推進する以上、M5世代のMacは今後のソフトウェア連携でも優位に立ちそうです。
ただし、現時点でM4でも十分なパフォーマンスを持っており、「AI機能をすぐに活かす予定がない」なら、慌てて買い替える必要はありません。
AirとPro、400ドルの差で得られるもの
14インチMacBook Proに乗り換えると、スペック以外にも「ハードウェア的な快適さ」がグッと上がります。
以下は2025年10月時点のApple公式価格です。
⚫︎ MacBook Air(M4・13インチ):256GB=164,800円、512GB=194,800円
⚫︎ MacBook Air(M4・15インチ):256GB=198,800円、512GB=228,800円
⚫︎ MacBook Pro(M5・14インチ):512GB=248,800円、1TB=278,800円
項目 | MacBook Air(M4) | MacBook Pro(M5) |
---|---|---|
ディスプレイ | 13.6インチ(500ニット)/15.3インチ(500ニット) | 14.2インチ miniLED(HDR対応・1000ニット) |
冷却システム | ファンなし(パッシブ冷却) | ファンあり(長時間高負荷でも安定) |
ポート構成 | MagSafe+Thunderbolt/USB-C×2(左側) | MagSafe+Thunderbolt/USB-C×3(左2/右1)+HDMI+SDカードスロット |
ストレージ構成 |
13インチ:256GB=164,800円、512GB=194,800円 15インチ:256GB=198,800円、512GB=228,800円 |
512GB=248,800円 1TB=278,800円 |
特に大きいのは冷却性能。
Airは静かで軽い代わりに、長時間の高負荷作業ではサーマルスロットリング(性能低下)が起きやすいのが難点です。
また、ProのminiLEDディスプレイは映像や写真を扱う人には圧倒的に有利。
HDR対応で、屋外でも見やすい1000ニットの明るさを誇ります。
一方、Airにもまだ十分な魅力がある
一方のMacBook Air(M4)は、軽さとコスパが最大の魅力。
512GB/16GB構成でも、セール時には999ドルで手に入ることも。
15インチモデルも選べるため、「大画面×軽量」を重視する人には今でも最強の選択肢です。
そして重要なのは、「Airが遅いからProを選ぶ」という発想はもう古いということ。
日常的な作業やクリエイティブ用途なら、Airでも十分に戦えます。
結論:M5 Proを選ぶ理由は“性能”より“使い方”
MacBook Proを買うべき理由は、
チップではなく冷却・画面・ポートの快適さに価値を感じるかどうかです。
⚫︎ 長時間の動画編集・AI処理をする
⚫︎ 外部モニターやSDカードを多用する
⚫︎ HDR対応の美しい画面で作業したい
――そんな人には、Proは間違いなく満足度の高い選択です。
逆に、「持ち歩きやすく、静かでシンプルに使いたい」なら、値下がりしているM4 MacBook Airが今でもベストバイです。
※米国価格では約400ドル差でしたが、日本では約5〜8万円の価格差があり、実質的には“上位ライン”としての位置づけがより強くなっています。
参照元サイト
公式サイト
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