■ 目指すは“ガラスの一枚”のiPhone
Appleの長期的な目標は、元デザイン責任者Jony Ive氏が語った「一枚のガラスのようなiPhone」。
つまり、ノッチやパンチホールのない完全なオールスクリーンデザインです。
これが実現すれば、2027年のiPhoneは史上初の完全フルディスプレイモデルとなります。
この節目の年にふさわしい、「iPhone 20周年記念モデル」になる可能性が高いと見られています。
■ まずは2026年のiPhone 18 ProでFace IDがディスプレイ下に
複数の特許情報やリークから、Appleはすでにディスプレイ内Face IDを実装する技術を確立済み。
このシステムでは、赤外線ドットプロジェクターとセンサーを画面下に埋め込み、
ユーザーの顔を認識できるようにします。
これにより、iPhone 18 Pro(2026年モデル)では、
Dynamic Islandがパンチホールに置き換わる見込みです。
■ フロントカメラ埋め込みは技術的に難関
Face IDよりも難しいのが、画面下フロントカメラ。
すでに一部Androidメーカーが試していますが、
ディスプレイ層を通すことで光量が減り、画質が劣化するという課題があります。
Appleは写真品質に強いこだわりを持つため、
この問題を完全に解決できるまで製品化を見送ってきました。
しかし、今回のリークでは、Appleが2027年にはついにこの課題を克服し、
少なくとも1モデルでカメラを完全に画面下に埋め込むと報じられています。
■ 9to5Macの見解:実現すればiPhone史上最大の変化
9to5Macは「来年(2026年)のFace ID埋め込みはほぼ確実だが、
フロントカメラの完全非表示化は“実現したら最高”の段階」とコメント。
Appleは過去にも“記念モデル”という形ではなく、
技術が完成したタイミングで製品を出す方針を貫いてきました。
そのため、2027年の完全フルスクリーンiPhoneは“願望寄り”ではあるものの、
20周年という節目に最もふさわしいアップデートであることは間違いありません。
■ まとめ
⚫︎ iPhone 18 Pro(2026年):Face IDが画面下に移行
⚫︎ iPhone 20周年モデル(2027年):フロントカメラも完全非表示に?
⚫︎ Appleは“ガラスの一枚”デザイン実現に向けて着実に前進中
