iPhone Air、発売直後から“再販価値が最速で落ちるモデル”に
新しいレポートによると、iPhone Airの再販価値が他のiPhoneより著しく早いペースで下がっていることが明らかになりました。
iPhone 17シリーズや過去モデルと比較しても、Airの下落幅は群を抜いています。
SellCell の分析では、発売後10週間で最大47.4%の価値下落 が確認され、
「2022年以来もっとも悪い減価償却率」と評価されています。
iPhone Airの価値が落ち続ける理由:ポイントは“人気の伸び悩み”
もちろん発売後の初期期間はどのモデルも一時的に価格が落ちますが、
今回特徴的なのは iPhone Airだけが10週目以降も下落が止まらない という点です。
以下は価値下落率の比較(発売6週目時点)です。
⚫︎ iPhone Air:43.4%
⚫︎ iPhone 16シリーズ:40.3%
⚫︎ iPhone 17シリーズ(Pro含む):36.7%
iPhone 17モデルが価格安定に向かう中、Airは下落し続けている状態です。
そして、これには複数の背景が考えられます。
なぜAirだけ下がる?考えられる原因はこの3つ
1. 需要がシリーズ内で最も弱い
正式な販売データは出ていないものの、iPhone Airが他モデルと比べて売れていないとの指摘は多数。
「フロップ(大失敗)」と断定するのは早いものの、市場での存在感は弱めです。
2. 生産終了の噂が再販価格に影響
AppleがiPhone Airの生産を“サイクル終了レベルに移行”し、後継モデルを2027年に延期したという報道がダメ押しに。
中古市場では、生産停止=将来性の低下 と判断され、買い取り価格が下がりやすくなります。
3. シリーズ内でのポジションが曖昧
iPhone Airは「Proの性能を安価に」と謳う一方で、
⚫︎ Proほどの性能は不要
⚫︎ 無印よりも価格が高い
という“中途半端さ”を指摘する声も多いモデル。
再販市場でもその曖昧さが価値を下げる要因になっています。
対照的に、iPhone 17 Pro Maxは最も価値を維持
同じSellCellの報告によると、iPhone 17 Pro Max 256GBはわずか26.1%の下落でシリーズ最強。
これは例年のPro Maxとほぼ同じ傾向で、「高価格帯モデルほど中古価値が安定する」という定説を裏付けています。
まとめ:iPhone Airはまだ“市場の立ち位置”が不安定
現時点のデータでは、iPhone Airの価格下落は続いていて、
⚫︎ 需要の弱さ
⚫︎ 生産サイクルの変更
⚫︎ モデルの位置づけの曖昧さ
などが重なり、再販価値が伸び悩んでいると考えられます。
もちろん10週間という短期データなので“確定”ではありませんが、
中期的に見ると、Airがシリーズ内で最も不安定なモデルであることは確かです。
あなたはiPhone Air、どう評価しますか?
この下落傾向は一時的だと思いますか?
参照元サイト
During the first 10 weeks of availability, the iPhone Air saw a steeper drop in resale value compared to the rest of the line.
