#防災家電 いつ起きるか分からない「災害」に備えよう(ポータブル電源編)

「いつ、どこで、どんな形で起こるか分からない災害に備えたい」という意識が高まりつつある昨今、台風や地震が立て続けに起こったことで、「もし自分が被災したら」という不安を新たにした方も多いのではないでしょうか。特に停電対策は重要です。今回は、備えておくと安心な防災家電の中から、災害時の電力源として、一家に一台あると安心な「ポータブル電源」についてご紹介します。

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「いつ、どこで、どんな形で起こるか分からない災害に備えたい」という意識が高まりつつある昨今、台風や地震が立て続けに起こったことで、「もし自分が被災したら」という不安を新たにした方も多いのではないでしょうか。特に停電対策は重要です。今回は、備えておくと安心な防災家電の中から、災害時の電力源として、一家に一台あると安心な「ポータブル電源」についてご紹介します。

目次

災害に備えて、今こそ「ポータブル電源」を。選ぶポイントは?

「防災バッグやグッズは用意しているけれど、もし電源が断たれたら」と思った時、災害時の電力源として、一家に一台あると安心なのが「ポータブル電源」です。アウトドアが趣味の方はすでにお持ちかもしれませんが、被災時を想定したとき大きなポイントになるのは、①容量の大きさ、②電力の使用効率、③定格出力の大きさ の3点です。これに加えて、使いやすさや付加価値を考慮して決めると安心です。

また、被災時はソーラーパネルの使用が必須となります。防災用にと考えている方は、セットでの購入がおすすめです。

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出典:https//www.ankerjapan.com

①電池容量は、防災用なら1000Wh以上の容量のものを

まずは電池容量です。災害を想定して購入する場合には、電池容量が1000Wh(ワットアワー)以上のものをチョイスすると心強いでしょう。停電が発生した場合、復旧までの時間を持ちこたえなければならないためです。いつ復旧するか分からない時でも、1000Wh以上あれば、ACモーターの扇風機でも約16時間、液晶テレビなら、約3.8時間動かすことができます。(※参照)

ポータブル電源の電池容量を表す「Wh(ワットアワー)」は、時間あたりの電力使用量を意味します。数値が大きいほど電池容量が大きく、たくさんの電力を蓄えることができます。ただし一般的には、電池容量の大きさに比例して、サイズや重量や値段も上がっていくため、生活に照らし合わせた最適な一台を選びましょう。

災害時に優先したいのは、暖房や冷房などの季節家電、情報源となるテレビなどです。電力効率が80%の場合、1000Whのポータブル電源を使用した場合の連続稼動時間は以下になります。消費電力を把握しておくことで、商品を選ぶ目安にしましょう。(参考:東京電力「家電製品の消費電力について知りたい」)
また、拡張バッテリーに対応しているかも確認しておきたいですね。

※1000Whのポータブル電源を使用した場合の連続稼動時間

・扇風機
 50W(ACモーター/交流):約16時間
 5W~20W(DCモーター/直流):約160時間〜40時間

・冷蔵庫 (450ℓ) 250W:約3.2時間

・テレビ(42型)
 液晶 210W:約3.8時間
 プラズマ 490W:1.63時間

もしエアコンや電子レンジを使用したいなら、最低でも2000Wh以上のものが必要です。

・エアコン(10畳用)
 冷房580W (立ち上がり時1400W) 
 暖房660W (立ち上がり時2000W)

・電子レンジ(30L) 500W~1500W
・IHジャー炊飯器(5.5合/炊飯時)  1300W

1000Wh以上の商品は15万円以上のものも多く高価にはなりますが、アウトドアなどの活用シーンもあり、ソーラーパネルと合わせて購入した場合、定期的に使用することで節電にもなります。
(参考:東京電力「家電製品の消費電力について知りたい」)

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②定格出力を確認。大きさは600W〜1000W以上がおすすめ

「定格出力(ていかくしゅつりょく)とは、ポータブル電源が安定・継続して出力し続けられる電力の最大出力のことです。定格出力はポータブル電源の仕様欄に記されています。これが高いほど、使える家電の幅が広くなり、同時に複数の家電を稼働することもできます。逆に、家電の消費電力がこれを上回っている場合、使用することができません。

定格出力が、使いたい家電の消費電力よりも上回っているか確認しながら、余裕を持って使えるものを選びましょう。やはり600W以上、1000Wあれば安心でおすすめです。

③実効容量:実際に使用できる電力量が「8割以上」のものを選ぶ

ただし、実際に使用できる電力量には注意が必要です。というのも、冷却ファンやディスプレイなど、ポータブル電源自体を動かすためにも電力を消費するからです。実際に使用できる電力(実効容量)を確認し、約8程度の電力が使用できるものを選ぶのがおすすめです。実際に謳われている電力量かどうかは、口コミや検証サイトなどで確認するのも良いかも知れません。

④その他、災害を念頭に置いたとき、チェックしたい項目

上記3点を見た上で、決め手になるのは下記の機能の有無です。特にACポートの出力口数などは、少なすぎると不便ですので、チェックが必要です。また、コンセント以外の充電方法に対応しているかも災害時には重要です。各社、災害時を想定して、さまざまな工夫を凝らしていますので、詳しくは公式HPなどで確認をしてみてください。

出力ポート数は、最低でもACポートは2口以上あるものを

複数の家電を同時に使いたい場合には、出力ポートの数は多めのものを選びましょう。
ACポート・DCポート・USBポートの3種類が搭載されていることが多い中、家電を接続できるACポートは2口以上あるものを選ぶと便利です。

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コンセント以外からの充電方法があるか

また、もしもの時に電源以外からも充電ができるよう、ソーラー充電やカーチャージに対応していると安心です。災害を想定するなら、ソーラーパネルも合わせて持っておきたいものです。

ライト付きが便利

非常灯の代わりにもなるライトがついているものは、停電時にとても便利です。

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防水機能やジャンプスターター機能があると安心

また、防水機能がついているものや、車のバッテリーが上がってしまった時にエンジンをかけられるジャンプスターター機能がついているものも便利です。

バッテリーの種類は、高寿命な「リン酸鉄バッテリー」がおすすめ

最後にバッテリーの種類ですが、バッテリーサイクル数が多いリン酸鉄バッテリーがおすすめ。仕様を確認して、数字が大きいものを選びましょう。

おすすめポータブル電源

Anker Solix C1000 Portable Power Station

Anker Solix C1000 Portable Power Station photo by Anker

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● 電池容量:1056Wh
● 定格出力:1500W
● 実効容量:◎(『MONOQLO』『家電批評』にて「実効容量」の項目を含めBEST BUY受賞)
● 出力ポート数:11ポート搭載。ACポート x 6 (最大出力:1500W)※SurgePad™起動時:2000W相当
● コンセント以外からの充電方法:シガーソケット・ソーラーパネル対応
● 防水機能:なし
● ライト:あり
● バッテリーの種類:リン酸鉄リチウムイオン電池
● 出力波形:純正弦波
● 直販価格:139,900円

「Anker Solix C1000 Portable Power Station」は、2023年11月に新しく発売されたAnkerの新商品。約10年使える長寿命&満充電まで約58分という速さが最大の特徴で、防災用として心強い機能を搭載しているので、もしものときの備えにしておきたい商品です。

定格出力は一般的な家庭用コンセントと同じ1500Wで、約90%の家電に使用可能。独自技術SurgePad™️により、消費電力2000Wまでの家電にも対応できます。また電気のない屋外では、ソーラーパネルを使用すると最短2時間で充電完了。災害時はもちろん、キャンプや車中泊といったシーンでも活躍します。大容量・高出力ながら、コンパクトさも追求。寿命の長さ・充電の速さ・使い勝手のよさ、併せてすべてにこだわった新商品です。アフターサービスも充実しています。

Deeno X1500 ポータブル パワー ステーション

photo by Deeno

出典:https//www.deeno.com

● 電池容量:1036Wh
● 定格出力:1500W
● 実効容量:◎
● 出力ポート数:12ポート搭載。ACポート x 3 (最大出力:100V 1500W)
● コンセント以外からの充電方法:シガーソケット・ソーラーパネル対応
● 防水機能:IP54防塵・防水等級
● ライト:あり
● バッテリーの種類:リン酸鉄リチウムイオン電池
● 出力波形:純正弦波
● 直販価格:$799.00、現在は完売中で再入荷未定

「Deeno(ディーノ) X1500 ポータブル パワー ステーション」は、大容量、高出力を誇り、1036Wh 容量、1500W 高出力、3000W サージ電力により、ほとんどの家電製品のスムーズな動作を保証します。12 台のデバイスに同時に電力供給でき、車の充電、アダプター充電、発電機充電、ソーラー充電の4つの充電方法に対応します。DiBMS によって管理され、双方向保護システムはより高い安全率と長い耐用年数を備え、高温環境における LiFePO4 バッテリーの安定性を保証します。携帯電話のワイヤレス充電にも対応します。また、購入後の保証サービスもついており、安心です。

製品情報

Anker Solix C1000 Portable Power Station
直販価格:139,900円(税込)

DEENO X1500
直販価格:$799.00、現在は完売中で再入荷未定

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