iPhone17 を待つか、iPhone 16シリーズを買うか?ポイントはメモリの量と薄型化
9月9日(日本時間:10日午前2時)に発表が期待されるiPhone 16シリーズ。発表の内容に注目が集まる中、iPhone 16を買うか、iPhone17 を待つか、迷っている方も多いのではないだろうか。今回は、AI導入の本格化に備えたメモリの増強と薄型化に着目して見ていきたい。
①AIの本格稼働はiPhone 17から?メモリ量に注目
中華SNSのWeiboより話題が広がった「iPhone 17」に関する話題では、「iPhone 17」シリーズのメモリについて。Apple AIの利用には高位機種のスペックが必要なことは、今春のAppleデベロッパカンファレンスWWDC 2024開催後にApple幹部の話としても出ていました。
AIモデルを適切なスピードで走らせるためには、高位機種のスペックが必要なこと。このハードスペックには、チップだけでなくメモリも含まれています。iPhone 15のメモリは6GB、iPhone 15 Pro/Pro Maxは8GB。iPhone 15 Proでは使えるApple AIがiPhone 15で使えないのは、このメモリ2GBの差が1つの要因になっています。
ちなみに、AIに注力するGoogle(グーグル)は、今年のフラッグシップPixel 9でメモリをしっかり増強しており、基本モデルのPixel 9でも12GB、高位機種となるPixel 9 ProはPixelスマホ最大の16GBを搭載しています。iPhoneは、メモリにおいて、Pixelに遅れをとっている、ということになります。これは、まさに両社のAIへの力の入れ具合の現れです。
iPhoneでAIが本当に使いやすくなるのは、メモリにも本気を出す来年の「iPhone 17」ではないか?ということで、iPhoneでAI力を高めたいと考える人は、まずiPhone 16のメモリに着目してから購入を検討するのが良いと思います。
②極薄化は進むのか?「iPhone 17 Air」の噂
もう1つ報じられているのが、「iPhone Air」(仮称)と呼ばれるミドルレンジモデルの追加です。Appleは2025年に通常のiPhoneとハイエンドモデルのiPhone Proの間に、新しく「iPhone Air」(仮称)と呼ばれるモデルを追加するのではないかと報じられています。
Apple関連の確度の高いリーク情報を取り扱うBloombergのマーク・ガーマン記者によると、「標準のiPhoneよりもおしゃれなものが欲しいけど、Proモデルほどの性能、サイズ、カメラは必要ないという場合に最適」とのこと。加えて、「近年のminiやPlusよりも大きなヒットとなるだろう」と記しています。
この「iPhone 17 Air」の最大の魅力は超薄型デザインにあるといわれており、これがどれくらい薄くなるのかについて、Apple関連メディアの9to5Macが、既存のApple製品をベースに予測しています。
いわく、2023年に登場したiPhone 15シリーズでは、USB-Cポートが搭載されており、iPhone 17 Airでも同じくUSB-Cポートが採用されることになることは確実であるため、「デバイスをUSB-Cポートよりも薄くすることはできないことを考えると、どれくらいiPhone 17 Airが薄くなるのかはイメージしやすいはず」と指摘。なお、iPhone 15の薄さは7.8mm、iPhone 15 Proの薄さは8.25mm。Appleが2024年5月に発売したiPad Proは「Apple製品史上最薄」であることがアピールされており、その薄さはわずか5.1mm(13インチモデル)です。
AIと薄型化に着目した、「iPhone17 を待つか、iPhone 16シリーズを買うか」問題。
9月10日(日本時間)の発表を楽しみに待ちたい。
iPhone16 がついに発表、iPhone17 について今わかっていること
2024年9月10日(日本時間)に発表されたiPhone 16シリーズ。
注目していたメモリ量と薄型化はどうなったのか?iPhone17 について、2024年9月現在わかっていることを追記します。
メモリの量は8GBにアップグレード。Apple Intelligenceのサポートを開始
iPhone 16のメモリ容量は、全機種で8GBです。これは、昨年のiPhone 15シリーズのProモデルに搭載されていたメモリ量と同じであり、標準モデルとProモデルのメモリ量の差が縮まったことになります。Appleがこのメモリ増量を行った主な理由の一つは、Apple Intelligence(AI機能)のサポートです。これにより、より高度なAI処理や高性能ゲームの動作がスムーズになることが期待されています。
またチップは「A18シリーズ」に一新され、基本性能が向上しています。対してiPhone 17シリーズでは、現時点でA18またはA19チップを搭載すると予想されており、Proモデルにはより強力なA19 Proチップが搭載される見込み。メモリも強化され、基本モデルは8GB、Proモデルは12GBになるとされています。
やはり、AIの本格稼働はiPhone 17からと考えて間違いなさそうです。
薄型化が進み、新しい「Slim」モデル登場の可能性
今回発表されたiPhone 16の厚さは7.8mmで、iPhone 15からiPhone 16にかけての厚さに変化はありません。非常に薄い上に重量も170gと軽量で、持ち運びにも適したデザインとなっています。
iPhone 17では、新しい「Slim」モデルが登場する可能性があります。このモデルは、現在の「Plus」モデルに代わるもので、より薄く、エレガントなデザインが特徴です。また、iPhone 17 Pro Maxには、サイズの小さな「Dynamic Island」が搭載され、よりコンパクトな形状になると予想されています。
このほか、iPhone17について予想されていることは、ディスプレイ改良とカメラ機能の強化です。
ディスプレイの改良、耐久性や視認性が向上
iPhone 17シリーズ全体にProMotion技術(120Hzのリフレッシュレート)が導入され、滑らかなスクロールや動画再生が可能になるとされています。これにより、常時表示機能もすべてのモデルに拡大される可能性があります。また、新しい反射防止コーティングが施されたディスプレイにより、耐久性や視認性が向上する見込みです。
カメラ機能の強化、セルフィーやビデオ通話の画質が大幅に向上
フロントカメラが現在の12MPから24MPにアップグレードされると噂されています。これにより、セルフィーやビデオ通話の画質が大幅に向上すると期待されています。
これらはまだ噂段階の情報ですが、iPhone 17ではデザインと機能面の両方で大きな進化が期待されています。
「Apple Intelligence」の提供時期について
「Apple Intelligence」は、Appleの生成AIを活用した新しい機能で、Siriの高度な自然言語処理、通知管理、作文支援、画像編集など、さまざまな機能が含まれています。
この便利なAI機能は、2024年10月から段階的に提供される予定です。最初は iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1を搭載したデバイス向けにリリースされ、主にアメリカで英語を対象に展開されたのち、2024年12月には米国以外の英語(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス)に対応。2025年内に、英語以外の言語(中国語、フランス語、日本語、スペイン語)に対応すると発表されています。対応デバイスは、iPhone 16シリーズや、Appleシリコン(M1以降)を搭載したiPadやMacとなっている。
日本での正式な対応は2025年内に予定されており、iphone17の発表と合わせて、リリースを心待ちにしたい!
Reference from
Apple News & Mac Rumors Breaking All Day
出典:https://9to5mac.com/Apple News and Rumors
出典:https://www.macrumors.com/携帯電話/スマートフォンにまつわる情報をお届けする”モバイル”の総合情報サイト。新端末のレビューからキャリアの動向まで、モバイルと関わる多様な情報を追いかけます。
出典:https://www.itmedia.co.jp/mobile/