#スマートグラス AI対応の「レイバン Meta Smart Glasses Collection」

Metaより、AI機能を追加し、音質なども改善した新スマートグラス「Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection」が海外で発表。米国やカナダなどで2024年10月17日から発売予定だが、日本での展開は未定となっている。今回は、同コレクションと共にスマートグラスの機能と特徴についてもご紹介する。

出典元:photo by meta

Metaより、AI機能を追加し、音質なども改善した新スマートグラス「Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection」が海外で発表。米国やカナダなどで2024年10月17日から発売予定だが、日本での展開は未定となっている。今回は、同コレクションと共にスマートグラスの機能と特徴についてもご紹介する。

目次

AI対応で音質も向上したスマートグラス「Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection」の特徴

Metaは、AI機能の追加や音質の改善を施した新しいスマートグラス「Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection」を海外で発表しました。Ray-BanとMetaの共同開発により、スタイリッシュなデザインと先進的な機能が融合したスマートグラスです。「Meta AI」を統合し、ハンズフリーで外出先でも操作可能に最適化されています。「Hey Meta」と呼びかけるだけで、情報を取得したり、メガネを操作したりすることができます。このAI機能は、米国での発売時からベータ版として利用可能で、ユーザーからのフィードバックをもとに、今後さらに対応できる質問の種類や機能を拡大していく予定です。

「Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection」は、米国やカナダなどで2024年10月17日に発売予定ですが、日本での展開は未定です。

今回のモデルは、スタイリッシュなデザインに加えてオーディオ機能も向上しており、ポッドキャストや音楽、通話をより高音質で楽しめるようになりました。

本記事では、このコレクションの魅力とともに、スマートグラスの主な機能や特徴についても詳しくご紹介します。

1. スタイリッシュなデザインと快適な装着感

本商品はRay-Banのアイコニックなデザインを踏襲し、WayfarerやHeadlinerなどのフレームスタイルを提供。フレームとレンズの組み合わせは150種類以上から選択可能で、個々のスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。 また、度付きレンズにも対応しています。

2. 1200万画素のカメラを内蔵

フレームの端に1200万画素のカメラを内蔵し、写真や最長60秒の1080p映像も撮影可能です。撮影中はカメラ部分がリング状に点灯し、周囲に撮影中であることを知らせる設計になっています。5つのマイクアレイで臨場感のあるサウンドも収録することができます。

HDカメラ photo by meta

出典:https//www.meta.com

なお、画像は自動的に縦向きで撮影されます。音声コマンドで、スマートグラスから写真を友人や家族と直接共有も可能。改良されたMeta Viewアプリにより、ワンタップでお気に入りのアプリに共有できます。

撮影ボタン photo by meta

出典:https//www.meta.com

3. 高音質、音漏れ最小限のオーディオ機能

新しいカスタム設計のスピーカーにより、低音が拡張され、音量もアップ。高音質のスピーカーとマイクを内蔵し、音楽再生や通話が可能です。音漏れを最小限に抑える設計で、周囲の人々への配慮がされています。

オープンイヤースピーカー photo by meta

出典:https//www.meta.com

4. AIアシスタントとの連携

Meta AIとの連携により、音声操作やリアルタイムの言語翻訳などの機能を提供します。「Hey Meta」と話しかけることで、AIアシスタントを起動し、さまざまな情報を取得できます。

5. ライブ配信機能

直接FacebookやInstagramへのライブ配信が可能で、フレームをダブルタップするだけで、スマートフォンのカメラと切り替わり、視聴者に自分の視点を共有できます。 また、その配信に寄せられたコメントを音声で聞くこともできます。

6. バッテリーとストレージ

一度の充電で最大6時間の連続使用が可能です。32GBの内蔵ストレージを備え、多数の写真や動画を保存できます。

スタイリッシュな充電ケース photo by meta

出典:https//www.meta.com

7. プライバシーへの配慮

撮影中のインジケーター点灯や、遮光時の撮影制限など、プライバシー保護のための機能が組み込まれています。 また、プライバシー設定の変更や自分の情報の管理ができるMeta Viewアプリが用意されています。アプリやスマートグラスの改善のためにMetaと追加でデータを共有するかどうかは、利用者が選択できます。

プライバシーのコントロール photo by meta

出典:https//www.meta.com

これらの特徴により、Ray-Ban Metaスマートグラスは、日常生活での利便性とファッション性を両立させたデバイスとして注目されています。将来的にはスマートグラスを使って話すだけでなく、スマートグラスのカメラを使って物をAIに見せることも可能になるとのこと。

Qualcomm Snapdragon「AR1 Gen1」プラットフォームを搭載しているほか、充電ケースが付属し、最大8回の追加充電ができ、合計36時間使用することができます。

軽量化とスリム化も実現。本体の重量配分を改善し、ラバーパッドを備えたよりユニバーサルなノーズフィットも採用。IPS4の耐水性も備え、軽い水の飛沫にも耐えられます。サイズやカラーバリエーションも用意されている。価格は299ドルからとなっている。

スマートグラスとは?主な機能と用途

スマートグラスとは、メガネの形をしたウェアラブルデバイスで、レンズやディスプレイ部分に情報を表示したり、拡張現実(AR)機能を使って仮想情報を現実空間に重ね合わせたりすることができるデバイスです。スマートフォンやインターネットに接続し、情報を得たり、カメラや音声入力を利用して操作することができます。

VRヘッドセットとの違いは、スマートグラスは現実生活を補助する「日常的なツール」としての役割が大きいことで、情報を視界に追加するAR体験がメインです。対してVRヘッドセットは、「仮想空間での没入体験」を目的としたデバイスで、視界を覆ってVRの世界に入り込みます。どちらも技術の進歩により、今後さらに多くのシーンで活用されていくでしょう。

スマートグラスの主な機能

①情報の表示

レンズ部分や小型ディスプレイに、地図、メッセージ、通知、ナビゲーションなどの情報を表示できます。メガネをかけたまま視界の中に情報が浮かび上がるように見えるため、視線を変えることなくアクセスすることができます。

②AR(拡張現実)機能

また、現実空間にバーチャルな情報やオブジェクトを重ねて表示できます。例えば、観光地の建物やオブジェクトの情報を表示する、家具の配置シミュレーションを行うといった使い方があります。

③ハンズフリー操作

音声やジェスチャー、タッチ操作で操作できるものが多く、スマートフォンを使わずに情報を操作したり検索したりできます。

④カメラと録画機能

写真や動画の撮影が可能なカメラが内蔵されているモデルもあります。体験した風景を記録したり、リアルタイムで他者に映像をシェアすることが可能です。

⑤ヘルスケアとフィットネスのサポート

心拍数や歩数を計測し、フィットネスや健康管理に役立てる機能を持つものもあります。

スマートグラスの主な用途

スマートグラスの使い方としては、以下のようなものがあります。

ナビゲーション

道順や交通情報を視界に表示して、歩きながら方向案内を受けられます。

遠隔作業支援

作業中に手順や図面を表示するなど、特に工場や建設現場などでの作業支援に役立ちます。

教育・トレーニング

リアルタイムでの解説や指導を表示し、学習のサポートが可能です。

フィットネスとヘルスケア

ランニング中にペースや心拍数を確認したり、健康管理データを記録したりできます。

代表的なスマートグラス

代表的なスマートグラスには、以下のようなモデルがあります。それぞれ特徴が異なるため、用途や目的に応じて選ぶと良いでしょう。

1. Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection(Meta社)

特徴:Ray-BanとMeta(旧Facebook)の共同開発。スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備え、写真や動画の撮影、音楽再生、通話が可能です。AIアシスタント機能も搭載しており、音声操作が便利です。
用途:日常のスタイリッシュなアクセサリーとして使え、カジュアルなAR体験も楽しめます。

2. XREAL Air(NTTdocomo)

特徴:軽量かつ高解像度のマイクロOLEDディスプレイを採用し、大画面映像の視聴が可能。スマートフォンやPCと接続して映画やゲームを楽しむ用途に向いています。カラフルな表示が得意で、シンプルなデザインも人気です。
用途:ポータブルな「映画館」として、動画鑑賞やゲーム体験に適しています。

3. Vuzix Blade(Vuzix社)

特徴:AR機能を搭載し、レンズに情報を表示する「シースルー」型スマートグラス。カメラやタッチパッド、音声操作も可能で、スマートフォンと連携して通知を受け取ったり、撮影したりできます。業務向けのアプリケーションにも対応。
用途:日常生活での通知確認から、業務の補助まで幅広いシーンで活用可能です。

4. Snap Spectacles(Snap社)

特徴:Snap社の開発したスマートグラスで、SNS向けに特化しています。短い動画や写真を撮影して、すぐにSnapchatにシェアできるのが特徴です。最新モデルでは、簡単なAR表示機能も追加されています。
用途:SNSユーザー向けで、日常の瞬間をすばやくシェアしたい人に最適です。

5. Lenovo ThinkReality A3(Lenovo社)

特徴:Lenovoが提供する業務用スマートグラスで、視界に複数の仮想ディスプレイを表示できるのが特徴です。PCやスマートフォンと連携し、業務用アプリを表示するなど、効率的なデータ表示に適しています。
用途:エンジニアやデザイナー、ビジネスシーンでのマルチタスクや遠隔作業支援に活用されます。

日常・カジュアル向けには、「Ray-Ban | Meta」と、「Snap Spectacles」が、エンタメ・メディア視聴向けには、「Nreal Air」、業務・プロフェッショナル向けには、「Vuzix Blade」、「Lenovo ThinkReality A3」がおすすめです。

それぞれの特徴や用途に応じて、自分に合ったスマートグラスを選ぶと良いでしょう。

製品情報

Ray-Ban | Meta Smart Glasses Collection
※日本での発売は未定
価格:299ドル〜

公式サイト

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