折りたたみスマホの先駆けはサムスン
サムスンは2019年、初の折りたたみ式スマートフォンを発売しました。初期モデルではディスプレイが壊れやすいなどの課題があったものの、この形状はスマホの未来を切り拓く新しいスタイルとして注目を集めました。
その後、サムスンは改良を重ね、Galaxy Z Fold 2などの後継モデルでは大きな進歩を見せています。他にも、モトローラやマイクロソフトなどが折りたたみ式スマホ市場に参入し、競争が広がっています。
現在のところ、2,000ドル前後という高価格が一般ユーザーにとってハードルですが、折りたたみ式スマホが未来の主流になる可能性は高まっています。
Appleは折りたたみ式iPhoneをどう進めているのか?
Appleが他社に先を譲り、成熟した市場に後から参入するのはよくある戦略です。折りたたみ式スマホでも例外ではなく、水面下での開発は2017年の特許出願までさかのぼります。
近年では、画面の損傷防止や自己修復技術、2画面設計、通知ストリップの搭載など、さまざまな関連特許も出願されています。
Appleは、将来の製品に使うとは限らない技術でも積極的に特許を申請します。しかし、今後数年以内に発売される可能性が高まっていることは確かです。ライバル企業の問題点を研究し、完成度の高い製品を投入できるチャンスをAppleは狙っています。
発売時期・スペックに関する情報
2020年11月には、Foxconnが折りたたみ式iPhoneのプロトタイプを10万回折りたたんで耐久性をテストしているとの報道がありました。当時はOLEDとマイクロLED、どちらのディスプレイを採用するかも未定でした。
その後、Bloombergのマーク・ガーマン氏は2021年に「Appleは折りたたみ式iPhoneの開発に取り組んでいるが、発売時期は不明で、実現しない可能性もある」と報告。まだ完全な試作機は存在せず、開発は初期段階にあるとのことです。
アナリストのミンチー・クオ氏は、Appleが開発上の課題を乗り越えられれば、早ければ2023年にも発売できると予想。画面サイズは折りたたみ時で5.5インチ、開いたときには7.5〜8インチになるとしています。これは現在のiPad miniに近いサイズ感です。
※Appleは折りたたみ式iPhoneの開発を進めており、発売時期は2026年後半から2027年初頭と予想されています。価格は2,000ドルから2,500ドル(約30万〜38万円)と見込まれている(2025年3月現在)
折りたたみスマホのメリットとAppleの優位性
折りたたみ式スマートフォンの最大の魅力は、コンパクトな形で大画面を実現できることです。開けばタブレット、畳めばスマホという使い方が可能になります。
サムスンやモトローラは製品化を進めていますが、耐久性やソフトウェア面ではまだ課題があります。Appleはハードとソフトの両方を自社で統合できる点で、完成度の高い製品を出せるポテンシャルを持っています。
とはいえ、9to5Macが実施した調査では、折りたたみ式iPhoneはユーザーの期待リストの中で下位にとどまっています。AR/VRデバイスやApple Car、完全フルスクリーンのiPhoneなどの方が注目されています。
Appleの折りたたみiPhoneに期待しますか?
それとも、まだ様子見でしょうか?
「iPhone Fold」の中身が見えてきた。大画面で“正しいこと”をするAppleの戦略(2025年3月28日)
Appleが初めての折りたたみ式iPhoneを2026年秋に発売すると言われています。通称「iPhone Fold」とされるこのモデルは、ブック型(本のように開く)デザインを採用する予定で、最近のリーク情報から、Appleがその大きな内側ディスプレイをどう活用しようとしているかが見えてきました。その方向性は、まさに私が期待していたものです。
折りたたみ画面でiPadのような体験を実現?
中国のSNS「Weibo」で情報を発信する信頼性の高いリーカー「Digital Chat Station」が、新たな情報を公開しました。iPhone Foldの内側ディスプレイについて、アスペクト比(縦横比)は「ほぼ4:3」であるとしています。これは、iPadの画面比率に非常に近い設計です。
このアスペクト比を採用する理由は、折りたたんでいないときのiPhone Foldが、iPadに近い使用感をもたらすことを目指しているからだと言います。つまり、iPhoneとiPadという2つの体験を1つにまとめる意図があるのです。
これは、まさに私がAppleに望んでいた構想です。私の理想はこうです。
1, 折りたたんだときは、スリムでパワフルなiPhoneのように使える
2, 開いたときは、まるでiPad miniのように広い画面で作業や読書ができる
そうした意味で、「iPhone Fold」にiPadらしいアスペクト比を持たせるという設計は、非常に理にかなっています。
ディスプレイサイズはどのくらい?
Apple製品に詳しいアナリスト、ミンチー・クオ氏は、iPhone Foldの画面サイズについて以下のように述べています。
● 開いたときの画面は 7.8インチ。これは現在のiPad mini(8.3インチ)に近いサイズです。
● 外側の画面は 5.5インチ。これは、初期のiPhoneよりもずっと大きいものの、現在のiPhone 15シリーズなどと比べるとややコンパクトです。
この構成であれば、折りたたんだ状態では片手でも操作しやすく、広げると本格的な作業や読書ができる、という理想的な2-in-1体験が実現します。
もちろん、価格は非常に高くなると予想されますが、もしこのような完成度の高い設計なら、それに見合う価値があると感じるユーザーも多いのではないでしょうか。
あなたはiPhone Foldに興味がありますか?
Appleがこれまで培ってきたiPhoneとiPadの体験を1台に融合しようとしているのは間違いなさそうです。iPhone Foldが実現すれば、それは単なる新しい形のiPhoneではなく、新しい「Apple体験」と言えるかもしれません。
あなたは、折りたたみ式iPhoneに興味がありますか?
Reference from: iPhone ‘Fold’ sounds like it’s doing exactly the right thing with its big display
Next year will bring the first iPhone ‘Fold,’ and per a new leak it sounds like Apple’s planning exactly the right use of its big display.
Appleの折りたたみ式iPhone「iPhone Fold」に関する最新情報
Appleが2026年に発売予定の折りたたみ式iPhone「iPhone Fold」。開くとiPadのように使える大型ディスプレイを搭載し、閉じた状態では通常のiPhoneのように使える2in1デバイスです。
今回は、話題の同商品の最新情報をご紹介します。
発売時期と価格
Appleは折りたたみ式iPhoneの開発を進めており、発売時期は2026年後半から2027年初頭と予想されています。価格は2,000ドルから2,500ドル(約30万〜38万円)と見込まれており、プレミアムモデルとして位置付けられるでしょう。
デザインとディスプレイ
このデバイスは、7.8インチの内部ディスプレイと5.5インチの外部ディスプレイを備えたブック型デザインが予想されています。折り目のない画面を実現するため、Appleは新しいヒンジ技術の開発に取り組んでいると報じられています。 また、折りたたみ時の厚みは9.0〜9.5mm、展開時は4.5〜4.8mm程度になると予想されています。
認証システム
従来のFace IDは搭載されず、代わりに側面に指紋認証センサー(Touch ID)が組み込まれる可能性が高いとされています。 これは、デバイスの薄型化や内部スペースの制約が理由と考えられています。
バッテリーと耐久性
Appleは、折りたたみ式iPhoneのバッテリー寿命を重視しており、DDIコンポーネントの改良により効率化を図っているとされています。さらに、液体金属製のヒンジを採用することで、耐久性の向上と画面の折り目の軽減を目指しているとのことです。
生産計画と販売目標
量産開始は2026年第4四半期(10月〜12月)と予測されており、初年度の出荷台数は300万〜500万台程度と見込まれています。 その後、年間販売台数を2,000万台に増やす計画もあるようです。
これらの情報は、現時点での予測や噂に基づくものであり、Appleからの公式発表ではありません。最新の情報が入り次第、お伝えいたします。
ついに登場間近?「iPhone Fold」には画面内カメラとFace ID搭載か(2025年4月15日)
長年噂されてきた折りたたみ式iPhoneが、ついに現実のものとなりそうです。
最新の報道によると、Appleは来年にも「iPhone Fold」を発売予定で、なんとディスプレイ下に埋め込まれたFace IDの搭載が期待されています。
iPhone Fold、2026年に発売の見込み
折りたたみ式iPhoneに関する噂は、2017年にAppleが折りたたみ式ディスプレイの特許を取得した頃から存在していました。そして昨年、Appleのハードウェア部門責任者ジョン・ターナス氏の社内メモが流出し、「Apple製品史上最も野心的なロードマップ」として注目を集めました。
その後、ウォール・ストリート・ジャーナルやブルームバーグなどの主要メディアも取り上げ、2026年には製品化される可能性が高いと報じています。
これまでAppleが「Flip型」か「Fold型」のどちらを採用するか不明でしたが、現在ではFold型(本体を横開きしてタブレットのように使えるタイプ)でほぼ確定と見られています。
Fold型では、通常のiPhoneサイズが、開くとiPad miniに近いサイズになるとされています。
ディスプレイ内蔵Face ID、技術的課題を克服か
ディスプレイ内にカメラを埋め込む技術はすでに存在しますが、Androidメーカーは画質の劣化を理由に慎重な姿勢を取っています。
一方Appleは、Face IDを最初に画面下へ埋め込む方針とされており、最近の特許情報からもその可能性が示唆されています。
具体的には、赤外線がディスプレイを通過しにくい問題に対処するため、Appleは「一部のサブピクセルを物理的に削除する」という新しいアプローチを検討しており、これにより透過率を向上させ、認識速度と信頼性を維持できるとのことです。
リーカーDCSが語る「画面下カメラ」の搭載
信頼性の高い情報で知られるリーカーDigital Chat Station(DCS)は、以下のような情報を明らかにしました。
● 外側のディスプレイにはパンチホール型カメラ
● 内側のディスプレイには「画面下カメラ技術」採用
この技術はFace IDにも関連している可能性があり、DCSは以前にもFace ID内蔵プロトタイプの存在に言及していました。
ただし、その後の投稿でDCSはややトーンを変え、「画面下カメラを内蔵したテストスクリーン」であり、3Dフェイス認証(Face ID)は搭載されない可能性が高いとも述べています。
つまり、この技術はまだ試験段階にある可能性もあり、製品版に採用されるかどうかは不透明です。
サイズ・解像度も明らかに?
DCSによれば、画面サイズと解像度は以下の通り。
● 内側のディスプレイ:7.76インチ ±|2713×1920ピクセル|画面下カメラ搭載
● 外側のディスプレイ:5.49インチ ±|2088×1422ピクセル|パンチホールカメラ方式
これはAppleアナリストミンチー・クオ氏が予測した「内側7.8インチ、外側5.5インチ」とも一致しています。
iPhone Foldは成功するのか?価格にも注目
9to5Macの見解では、「iPhone Foldの発売は来年でほぼ確定」としつつも、
市場へのインパクトについては評価が分かれています。
● 一部のアナリストは「iPhone販売の活性化につながる」と期待
● ただし、価格は約2,000ドル(約30万円)になる可能性もあり、一般ユーザーには手が届きにくい製品となるかもしれません
初代iPhone Foldは、Apple Vision Proと同様に“概念実証モデル”と位置づけられ、将来的な低価格モデルの登場に向けた布石になる可能性が高いと見られています。
Reference from:Leaker vaguely comments on under-screen camera in iPhone Fold [U]