スマートフォンメーカーREDMAGICより、ゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 10 Pro」の取り扱いを開始。2月6日より発売する。今回はクアルコムの最新チップ「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、ゲームのパフォーマンス力がアップ。またFeliCaポートを備え、「おサイフケータイ」に対応した日常的に使える製品となった同製品についてご紹介する。

同製品は、クアルコムのハイエンド向け「Snapdragon 8 Elite」を搭載したのが特徴。最大クロック数4.32GHz、CPUキャッシュを24MBと倍増することで、前世代「Snapdragon 8 Gen 3」と比較し、CPUの処理性能が45％向上している。また、解像度2688×1216ドット、画面占有率95.3％の6.85型有機ELディスプレイを搭載しており、ベゼル幅1.25mm、フレーム幅0.7mmという、ベゼルレスフルディスプレイを実現。加えて、リフレッシュレート最大144Hz、最大輝度2000ニト、タッチサンプリングレート最大2500Hzとなっている。

また、REDMAGIC初のAI搭載チップ「Red Core R3」は、クアルコムとの共同開発により、映像体験を革新。ダブルフレーム挿入、2Kアップスケーリング、AI駆動の手ブレ補正などを実現した。さらに、スマートな電力管理と熱管理により、常に最高のパフォーマンスを発揮できるという。そのほか冷却システムでは、従来の内蔵冷却ファンを改良し、新たに高低差のあるブレード設計を採用。風速が7％アップするほか、ファンの回転数も前モデルの22000RPMから23000RPMに向上しながらも、4dBという静音性は維持されている。

カメラ機能では、5000万画素（1/1.55型、メイン、光学手ブレ補正）、5000万画素（1/2.88型、超広角）、200万画素（1/5型、マクロ）のトリプルカメラを搭載。前面に1600万画素（1/3.06型）の自撮りカメラを装備する。

無線通信は、Wi-Fi 7準拠の無線LANとBluetooth 5.4に対応。モバイルネットワークは5Gをサポートするほか、SIMカードはデュアルnanoSIMを採用する。OSは「REDMAGIC OS 10（Android 15ベース）」をプリインストール。バッテリー容量は、大容量7050mAhとなるほか、最大100Wの急速充電に対応。接続端子として、USB 3.2 Type-C×1、ヘッドホン×1を装備する。

新機能として、フレーム補間とアップスケーリングを実装。通常60FPSまでしか対応していないゲームでも、最大120FPSのフレームレートと最大2Kの高解像度の画質でプレイできる（「原神」「崩壊：スターレイル」「崩壊3rd」「COD Mobile」など一部のゲームに対応しており、今後のアップデートで対応タイトルを増やす予定）。

このほか、本体サイズは76.14（幅）×163.42（高さ）×8.9（奥行）mm。重量は229g。ラインアップとして、Shadow（ブラック）、Lightspeed（ホワイト）、Moonlight（シルバー）、Dusk（黒スケルトン）を用意し、価格はそれぞれ以下の通り。

Shadow（ブラック）とLightspeed（ホワイト）は、メモリーが12GB、ストレージが256GB。直販価格は122,800円。Moonlight（シルバー）とDusk（黒スケルトン）は、メモリーが16GB、ストレージが512GB。直販価格は152,800円。Dusk（黒スケルトン）のみに、メモリーが24GB、ストレージが1TBのモデルを用意。直販価格は189,800円。なお、1月23日12時から、REDMAGIC日本公式サイトにて先行販売を開始する。

ゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 10 Pro」
[価格]
Shadow（ブラック）＆Lightspeed（ホワイト）：122,800円 ※直販価格
Moonlight（シルバー）とDusk（黒スケルトン）:152,800円 ※直販価格
Dusk（黒スケルトン）※メモリーが24GB、ストレージが1TB　:189,800円※直販価格