iPhone SEの新モデル、販売台数は増加予測
サプライチェーンアナリストのミンチー・クオ氏は、Appleが2024年前半に1,200万台、後半に1,000万台の新型iPhone SEを出荷すると予測しています。これは、通常のiPhone SEシリーズの年間出荷台数(約2,000万台未満)を上回る見込みです。
クオ氏によると、この新型iPhoneがAppleにもたらす3つの重要なメリットがあります。
1, シーズンごとの売上変動を安定させる
主力iPhone(iPhone 16シリーズ)の発売サイクルの合間に、手頃な価格のiPhoneを投入することで、売上の落ち込みを抑えることができる。
2, Apple Intelligenceの普及を加速
iPhone 15 ProやiPhone 16シリーズよりも安価なモデルにAI機能を搭載することで、より多くのユーザーにApple Intelligenceを提供できる。
3, Apple初の自社製モデムを搭載
Appleは、新型iPhone SEで初の自社製5Gモデムをテストすると見られている。これは、将来的にQualcomm製モデムの依存度を下げるための重要な一歩になる。ただし、クオ氏はAppleがQualcommのモデム特許に対するライセンス料を支払い続ける必要があると指摘している。
iPhone SEの新モデルは「iPhone 16E」?
新型iPhone SEは、「iPhone 16E」という名称になる可能性があると噂されています。デザインは、従来のiPhone 8ベースではなく、iPhone 14を踏襲する見込みです。
⚫︎予想される主なデザイン変更
- Touch IDを廃止し、Face IDを搭載
- ベゼルレスの6.1インチOLEDディスプレイ
- 側面がフラットなデザイン
- リアカメラは1つのみ(デュアルカメラは非搭載)
Apple Intelligenceが成長を牽引?
Appleは、Apple Intelligence対応モデルの販売が好調な地域では、iPhoneの成長が見られると述べています。一方で、中国のようにApple Intelligenceが未提供の市場では、成長が鈍化しているという状況です。
Apple Intelligenceは、今夏までにさらに多くの国・地域で利用可能になる予定です。
2月19日(水)の発表に注目
Appleは、2月19日(水)に新製品発表イベントを開催予定です。ここで、新型iPhone SE(iPhone 16E?)の詳細が明らかになると予想されています。
さらに、Apple Intelligence対応のiPad 11や、M4チップを搭載したMacBook Airなども、今後数週間以内に発表される可能性があります。Appleがこの新モデルをどのように発表し、市場にどう影響を与えるのか、引き続き注目していきましょう。
引用元:Apple’s most affordable iPhone should be a lot more popular thanks to Apple Intelligence