Apple IntelligenceがApple Vision Proに対応
Appleは昨年のWWDC 2023でApple Intelligenceを発表しましたが、Apple Vision Pro では当初、この新機能がサポートされていませんでした。しかし、visionOS 2.4 により、ついに Apple Intelligence が利用可能になります。
● Apple Intelligence対応の主な機能
- Genmoji:テキストや写真ライブラリの人物データを元に、カスタム絵文字を作成
- Image Playground:テキストの説明や写真からAI生成画像を作成(Vision Pro専用アプリも追加)
- Writing Tools:テキストの校正・要約・リスト化や、ChatGPT を活用した文章生成が可能
- スマートリプライ:メールやメッセージの内容に基づいて、適切な返信を自動生成
- メモリー ムービー:写真アプリ内で、説明に基づいたストーリーラインを作成
また、通知センターの優先通知 や プライベートクラウドコンピュート もサポートされ、より快適で安全な AI 体験が提供されます。
新アプリ「Spatial Gallery」が登場
Spatial Gallery は、Apple Vision Pro のために設計された新しいアプリで、空間写真・空間ビデオ・パノラマを一括管理 できるのが特徴です。
● 主なコンテンツ
- スポーツ、旅行、エンターテインメントなど、多彩なカテゴリ
- ジョンポール・ダグラスやサンバ・ディオプ などの有名写真家の作品
- シルク・ドゥ・ソレイユ、レッドブル、ポルシェ などのブランドコンテンツ
- Apple Originals(Severance, Shrinking など)の舞台裏映像
このアプリは4月にvisionOS 2.4の正式版がリリースされる際に提供開始 となります。
iPhone用「Apple Vision Pro」アプリが追加
● iPhoneアプリの機能
- Apple Vision Pro のコンテンツやアプリの発見
- TVアプリの没入型ビデオ・Spatial Galleryのコンテンツ閲覧
- シリアル番号・AppleCare保証状況の確認
このアプリは、iOS 18.4にアップデート後、自動的にiPhoneに追加 されます。
ゲストモードがさらに便利に
Apple Vision Pro のゲストモードでは、これまで所有者がデバイスを装着してからアプリを選択する必要がありました。visionOS 2.4 では、ゲストが直接アクセスをリクエストし、iPhoneで簡単に承認 できるようになります。
また、ゲスト使用時にはAirPlayを使って画面を共有 し、所有者がナビゲートをサポートすることも可能になりました。
その他のアップデート
● 新機能まとめ
- ディクテーションの強化(音声でテキスト編集が可能)
- メモアプリで数式計算(iOS 18と同様の機能が追加)
visionOS 2.4のリリース時期
● 開発者ベータ版:本日リリース
● 正式版リリース:2024年4月予定
このアップデートにより、Apple Vision Pro はさらに魅力的なデバイスに進化します。Apple Intelligenceの活用や新アプリの登場で、あなたの使い方も変わるかもしれません。
引用元:Your Apple Vision Pro is getting a lot better with visionOS 2.4