Vision Pro 2:「有線接続モデル」も検討中
ガーマン氏の報道によれば、Appleは当初、Vision Proに大きなハードウェア変更を加えず、M2チップからM5チップへの移行のみを行う小規模なアップデートを予定していました。
しかし現在は方針を変更し、有線接続による「Vision Pro for Mac」のようなモデルに力を入れているようです。
このモデルは、外科手術中の画像表示やフライトシミュレーターといったプロフェッショナル用途を重視しており、有線接続によって超低遅延を実現することが狙いです。
なお、旧モデルでは透明レンズ方式も検討されていましたが、新型でも引き続きVision Proの代名詞である「パススルー(実世界映像の透過表示)」が採用される予定です。
軽量・低価格モデルも開発中
さらにAppleは、より軽く、安価なVision Proの派生モデルにも取り組んでいます。
このモデルについては「延期された」との報道もありましたが、現在もAppleの優先事項のひとつであることに変わりはないといいます。
ガーマン氏は、現行Vision Proの重量(約1.5ポンド=約680g)が首や頭への負担につながると指摘。
また、Vision Proの価格はMeta Quest 3の約7倍であり、この新モデルでは重さと価格の両方の課題を解決することを目指しているとしています。
将来のARグラスへの布石か
軽量化と低価格化によって、Appleはティム・クック氏が長年語ってきた「理想的なARグラスの未来」に向けた重要な一歩を踏み出すことになります。
現在のVision Proが「高価すぎる」「重すぎる」といった評価を受けている中、Appleがユーザーにより身近なAR体験を提供できるかどうか、今後の展開が注目されます。
あなたは、軽くて安いVision Proが登場したら使ってみたいと思いますか?
Reference from : Apple reportedly planning ‘lighter and cheaper’ refresh for Vision Pro, more