#iPhone や #Mac の価格上昇はほぼ確実、今のうちに買うのが安全かも。今買うべきはどれ?

トランプ政権による中国への大規模な関税政策は、まだ落ち着きを見せる気配がありません。最新の報道によると、現在スマートフォンやノートパソコンに適用されている関税の免除は「一時的」なもので、1〜2か月以内に終了する可能性があるとのことです。

出典元:photo by 9to5mac

トランプ政権による中国への大規模な関税政策は、まだ落ち着きを見せる気配がありません。最新の報道によると、現在スマートフォンやノートパソコンに適用されている関税の免除は「一時的」なもので、1〜2か月以内に終了する可能性があるとのことです。

目次

一時的な関税免除、対象はiPhoneなど

米国税関・国境警備局(CBP)は金曜夜、トランプ大統領の新しい関税政策に関する詳細を発表しました。発表によれば、中国に対しては「相互関税」として125%の課税が新たに課され、さらに世界全体に対しては10%の基本関税が追加されます。

しかし一部の製品──スマートフォン、ノートパソコン、ハードドライブ、プロセッサ、メモリチップ──は一時的に関税の対象から除外されています。

Apple製品は「フェンタニル関税」で20%課税中

ただし例外があります。Apple製品は「フェンタニル関税」と呼ばれる別枠ですでに20%の関税が課されているのです。この点はトランプ大統領自身がSNS(Truth Social)でも強調しています。

本来、Apple製品への関税は125%+20%=145%になるところですが、現時点では20%のみが課されている状態です。

商務長官「完全な免除ではない」──テック製品も対象に

しかし、この関税免除は恒久的なものではないと、ハワード・ラトニック米商務長官が明言しました。ABCニュースのインタビューで、ラトニック氏は「技術分野は特別な重点関税の対象になる」と述べ、iPhoneも含まれるとしています。

さらにトランプ氏も、今後の関税調査では「半導体および電子機器のサプライチェーン全体」を検討対象とするとSNSで投稿しています。

今後の関税水準は未定、決着は数カ月以内か

現在のところ、テクノロジー製品への正確な関税率は決まっておらず、数週間から1~2か月以内に最終的な決定がなされる見通しです。

理想的には、iPhoneなどが課される関税は125%より低く抑えられることが期待されますが、「いずれは課税される」流れは避けられそうにありません。

Appleは生産拠点の分散を加速中だが…

Appleはすでに中国への依存度を下げるため、インドやベトナムに生産拠点を移し始めています。たとえば、最新のM4 MacBook AirやM3 Ultra Mac Studioはベトナム製です。

とはいえ、すべてのApple製品を中国以外で製造するのは現実的に困難です。米国で販売されるiPhoneやMacの多くが、引き続き中国製である以上、影響は避けられません。

今のうちに買うのが安全かも

関税が正式に発動されれば、iPhoneやMacの価格が上昇するのはほぼ確実です。トランプ氏も「誰も関税からは逃れられない」とコメントしており、免除の延長は望み薄です。

今、新しいApple製品を検討しているなら、先延ばしにせず早めに購入するのが賢明かもしれません。

今買うべき?それとも待つべき?

ここからは、現時点の情報をふまえて「今買うならどのモデルがベストか」について、おすすめのiPhone/Macの価格帯を日本円で換算してご紹介します。

※2025年4月時点の為替(1ドル=約155円前後)を参考に

iPhone、今買うならどのモデル?

👉 ポイント:関税前の“駆け込み”なら、15 Proシリーズがお得に買える今がチャンスです。

モデル 特徴 米ドル価格 日本円の目安(155円換算)
iPhone 15 標準的なバランス、性能も十分 $799 約124,000円
iPhone 15 Pro 軽量なチタンボディ、高性能カメラ搭載 $999 約154,000円
iPhone 15 Pro Max 大画面+5倍ズームカメラ、ハイエンド向け $1199 約186,000円
iPhone 14 価格を抑えつつA15チップ搭載、今も快適 $699 約108,000円
iPhone SE (第3世代) コンパクトで安価、Touch IDが欲しい人向け $429 約66,000円

Mac、今買うならどのモデル?

👉 ポイント
● 大学生・社会人のベストバランスはM3 MacBook Air(13")、
● クリエイター・仕事用に本格的に使うならM4 MacBook Pro(14")、
● とにかく安くMacが欲しいなら、 Mac mini M2 がオススメ!

モデル 用途例 米ドル価格 日本円の目安(155円換算)
M3 MacBook Air 13” 軽量・学生・一般向け $1099 約170,000円
M3 MacBook Air 15” 大きめ画面、動画・作業快適 $1299 約201,000円
M4 MacBook Pro 14” 長寿命バッテリー、高精細画面 $1599 約248,000円
M4 Pro MacBook Pro 16” クリエイティブ作業、処理重視 $2499 約387,000円
Mac mini M2 デスクトップで安価に構築可能 $599 約93,000円

※Apple製品は為替や構成(ストレージ容量など)で日本の販売価格が上下することがあります。
※円安が続くとさらに値上がりの可能性があるため、「今が底値」と考えて購入を検討する人も増えています。

今のうちに買うのが安全かも

関税が正式に発動されれば、iPhoneやMacの価格が上昇するのはほぼ確実です。トランプ氏も「誰も関税からは逃れられない」とコメントしており、免除の延長は望み薄です。

今、新しいApple製品を検討しているなら、先延ばしにせず早めに購入するのが賢明かもしれません。

Reference from :Apple’s exemption from ‘reciprocal’ tariff won’t last too long, per Trump administration

公式サイト

この記事を読んだ人におすすめの記事

    合わせて読みたい