折りたたみiPhoneの開発、ついに本格始動
Appleが折りたたみスマホ市場に参入する日が、ついに見えてきました。
「iPhone Fold」の生産ラインは、来年の発売を見据えて最終調整に入っており、現実的なプロトタイプもすでにテスト段階にあるとのこと。
しかもこの工場、Appleが販売見込みとしている台数の2倍ものディスプレイを製造できる能力を持っているというから本気度がうかがえます。
Appleは「最高」を目指してきた
Samsungが2019年に「Galaxy Fold」でつまずいたのを横目に、Appleは“最初”ではなく“完成度”を重視。
とくに折りたたみ画面の「しわ」には厳しく、初期サンプルに満足できずにサプライヤーにやり直しを指示したこともあったそうです。
しかし、今年に入ってようやくSamsungがAppleの基準を満たすディスプレイを開発。その成果を活かし、ついに量産体制へと踏み切った模様です。
価格は高め?でも人気は出ると予測
iPhone Foldは高価格になると見られていますが、それでもヒットする可能性があるとAppleは想定済み。
初年度の販売見込みは600万〜800万台とされていますが、Samsungの工場は最大1,500万枚のパネル生産が可能とされています。
現時点で見えているスペック(※未確定)
項目 | 仕様(プロトタイプ情報) |
---|---|
展開時の画面サイズ | 7.58インチ |
カメラ | デュアル48MPリアカメラ |
素材 | チタンボディ |
パネル | 第6世代基板使用の折りたたみOLED |
月間生産能力 | 約3.5万枚(年間1,500万枚) |