昨年のM2 iPad Airは、13インチモデルの登場やM2チップの搭載など、大幅なアップグレードがありました。しかし、M3 iPad Airの最大の違いは「M3チップ搭載」という一点のみ。

実際にM3とM2の違いを感じられるのか、各メディアの評価を見てみましょう。

また、M3はM4 iPad Proに比べると性能の向上幅は小さく、M2により近いと指摘されています。

つまり、M2からM3へのアップグレードによる体感的な違いはほぼなし。初めてMシリーズiPadを使うなら性能向上を実感できるが、M2モデルを持っているなら無理に買い替える必要はなさそうです。

M4 iPad Proと同時に登場した新Magic Keyboardが、M3 iPad Air向けにも登場しました。大きなトラックパッドやファンクションキー列の追加など、着実に進化を遂げています。

ただし、iPad Pro用Magic Keyboardと比べると、いくつかの機能が削られています。

● アルミニウム製のパームレストなし（プラスチック素材）
● キーにバックライトなし
● 触覚フィードバックのない物理クリック式トラックパッド

とはいえ、価格が従来より30ドル安くなったこともあり、コストパフォーマンスは向上しています。

各メディアのレビューを総合すると、M3 iPad Airの性能はM2とほぼ変わらず、買い替えの必要性は低いという結論になります。

すでにM2 iPad Airを持っているなら、新しいMagic Keyboardだけを買うのもアリ。M2とM3は完全互換なので、M2ユーザーでも新キーボードの恩恵を受けられます。

ただし、不満点として、Face IDの非搭載やディスプレイの進化が見られない点を指摘する声も。

とはいえ、iPad Airとしては十分優れたタブレットであり、初めて購入するなら最も将来性のあるモデルといえるでしょう。

M3 iPad Airは現在、11インチと13インチの両モデルが発売中。最新のMagic Keyboardとセットで、より快適な作業環境を手に入れることができます。