SEの“不定期更新”から、“eモデル”の“毎年更新”へ?
これまでの「iPhone SE」シリーズは、リリース時期が不規則でした。
● 初代:2016年
● 第2世代:2020年(4年後)
● 第3世代:2022年(さらに2年後)
「SE(Special Edition)」という名称によって、Appleはあえて“年次”の縛りを避け、柔軟にアップデートを行える構成を採っていました。
しかし、昨年Appleが「iPhone 16e」というモデル名を採用したことで、
これは“eシリーズ”を今後毎年刷新する計画の兆候ではないかと見られています。
実際、2月にこの名称を最初に報じたリーカーは、次のように述べていました。
ある情報筋から、新たな“eモデル”が次世代に登場する可能性が高いと聞いています。出典:photo by 9to5mac
現在、関連するプロジェクトコードも確認されており、それが“iPhone 17e”だと考えられます。
すでに試作段階に入っている可能性も
その後、同じ情報筋はさらに進展した内容を報告しています。
Appleは現在、iPhone 17eの生産ラインの設計に取り組んでおり、まもなく試験生産(試作)に入る予定です。出典:Sina Visitor System
すでにプロトタイプが完成に近づいており、2025年の発売が確実視されています。
この「試作生産(NPI=新製品導入)」とは、Appleの製造パートナーであるフォックスコンが実際の量産体制に入る前に、小規模な生産ラインで製品をテストする段階を指します。
目的は、製造工程における不具合を事前に把握し、本格的な量産に向けた改善や最適化を図ることです。
9to5Macの見解:実現可能性は大きく前進、ただし油断は禁物
米メディア9to5Macは、iPhone 17eに関する今回の情報についてこう述べています。
「今年2月に比べて、iPhone 17eの存在を裏付ける証拠はかなり強くなった。」
とはいえ、「eモデルが毎年発売されるようになる」という見方には、注意すべき点もあると指摘しています。
1. Appleは旧型iPhoneを継続販売する文化がある
たとえば、Appleは“1世代前”“2世代前”のiPhoneをラインナップに残し、手頃な価格帯の選択肢として活用してきた実績があります。
このため、必ずしも“毎年モデルチェンジされる”とは限らないのです。
2. Appleは販売状況を見て柔軟にモデル構成を調整する
実際、「mini」モデルは販売不振により廃止され、「Plus」も来年にはラインアップから外される見込みと報じられています。
同様に、今後「eモデル」も毎年アップデートされる予定はあるかもしれませんが、最終的には売れ行き次第です。
iPhone 17e、登場は濃厚?だが今後の展開は流動的
● AppleはすでにiPhone 17eの試作準備に入っている
● これにより、来年の発売はかなり現実的
● ただし、今後も毎年続くかどうかは市場の反応次第
今後のiPhoneラインアップの“ベースモデル”として定着するのか、あるいは限定的な展開で終わるのか――
iPhone 17eの動向には、引き続き注目が集まりそうです。
Reference from:iPhone 17e already well advanced, says leaker with the right credentials