#M5 チップ登場|M4との違いは?AIもグラフィックも進化の幅がスゴい!

Appleがついに、次世代シリコンチップ「M5」を正式発表しました。
M4からどれだけ進化したのか?
AI性能、グラフィックス、CPU、そしてメモリの進化を中心に徹底比較してみましょう。

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Appleがついに、次世代シリコンチップ「M5」を正式発表しました。
M4からどれだけ進化したのか?
AI性能、グラフィックス、CPU、そしてメモリの進化を中心に徹底比較してみましょう。

目次

1. AI・機械学習の性能が大幅アップ

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今回のM5で最も注目すべきポイントは、AI・ML(機械学習)処理の飛躍的向上です。
新しいニューラルアクセラレータを搭載し、AI関連の処理速度が圧倒的に速くなっています。

Appleが示した比較データは以下の通りです。
・LLM(大規模言語モデル)処理:M4比で最大 3.6倍高速
・Topaz Videoでの映像補正:M3比で 1.8倍速
・Blenderでのレイトレーシングレンダリング:M3比で 1.7倍速
・Premiere ProのAI音声強化:M3比で 2.9倍速

さらに、M5は改良版16コアニューラルエンジンを内蔵。
生成AIや画像解析など、デバイス上のAIタスクをよりスムーズに処理できるようになりました。

2. メモリ帯域も拡張、AI処理がさらに高速化

M5チップはメモリ帯域幅が153GB/sに拡大。
M4の120GB/sから約27.5%向上しています。

この改良により、AI生成タスクや動画編集などメモリ負荷の高いワークフローで特に効果を発揮。
複雑なマルチタスクもより軽快にこなせるようになりました。

3. グラフィック性能は最大45%アップ

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M5は、グラフィック面でも大幅な進化を遂げています。
Appleによると、GPUのピーク性能はM4の4倍以上。

加えて、
・第3世代レイトレーシングエンジン
・強化されたグラフィックス機能
 を新たに搭載し、ゲームや3Dレンダリングでの表現力が飛躍。

Appleは「M5はM4より最大45%高速なグラフィック性能を発揮する」としています。

4. CPUは最大15%高速化、依然“世界最速クラス”

CPU構成は従来と同じく10コア(6効率+4性能コア)ですが、
各コアがチューニングされ、マルチスレッド性能がM4比で最大15%アップ。

Appleは新しいパフォーマンスコアを「世界最速のCPUコア」と称しており、
日常作業からプロ向けアプリまで、スピードと効率の両立を実現しています。

5. その他の改良点:ストレージ&製造プロセス

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・ストレージ容量:最大4TBまで拡張(M4は2TBまで)
・製造プロセス:TSMCの第3世代3nmプロセスへ進化(M4は第2世代)

これにより、電力効率の改善と発熱抑制が期待されます。

6. M5を搭載する製品ラインナップ

M5チップはすでに以下の新製品に採用されています。
・14インチMacBook Pro
・iPad Pro
・Apple Vision Pro

AI性能を軸に、MacだけでなくApple製品全体の“知能化”が進んでいます。

まとめ:M5は“AI時代の主役チップ”

M4からの進化幅は、単なる処理速度の向上ではなく、
「デバイスが自ら学習・生成する力を底上げする進化」。

AIを中心に使うユーザーにとって、M5は間違いなく次のスタンダードになるでしょう。

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